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先日、久しぶりにおばあちゃんに会いに行きました。たまたまAirPodsを耳につけたまま挨拶したところ(マナー違反)おばあちゃんに尋ねられました。「あんたも補聴器かねぇ?」と私は「まだですよ、イヤフォンだよ」と笑って答えると「それも高いのかねぇ」と言われたので「イヤフォンにしては高いかなぁ、2万円くらい」とちょっと自慢げに言ったところ「私のなんか40万円もするでいかんわぁ」と平気な顔で言われました。「。。。。。」複雑な気持ちになりました。
周りには耳がよく聞こえないお年寄りも多い。困るのは、見ただけでは耳が不自由なのかどうなのかがわからない事です。少し話せば様子で理解出来ますが、そうかと言って突然大声で話しかけるのも失礼かとも思います。結局不自由している方は気をつかって補聴器の世話になる訳です。
難聴は治すことができません。自然な老化もあるでしょうが常日頃から注意する事が大切です。私もイヤフォンをよく使うので気にはなっていました。一日中AirPodsを着けたままでいいのだろうか、とかどれくらいの音量なら大丈夫なんだろうと疑問に思うこともあります。
iPhoneがiOS13になってヘルスケアの項目に「聴覚」が加わりました。「ヘルスケア」→「聴覚」と進むと「ヘッドフォン音量」という項目があり時間単位から年間の記録までヘッドフォンの音量がdB(デシベル)表示されます。曝露音量が80dBまでならOK表示ですがそれをこえるとアウト表示され注意を促します。自分のヘッドフォンの利用状況を知る上で参考になります。
この機能を使うにはiPhoneの「設定」→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「ヘッドフォンの音量」→「測定レベル」をONにする必要があります。これはEarPodsとAirPodsに適応しているため他のヘッドフォンを使用する場合は「その他のヘッドフォンを含む」もONにします。
しかしこんな動画を観せられるとまた新しいAirPodsが欲しくなってしまいます。聞くところによるとAirPods PROの購買層は買い替えよりも買い足しが多いと言います。この際、難聴の防止のためにもノイキャンのAirPods PROで耳をいたわりますか?
See you tomorrow!
※補聴器はお年寄りだけのものではありません。大変高価なものですし購入の際に補助を受けるのにも時間と条件が必要になります。また補聴器をイヤフォンと間違えられてのトラブルなどがあるようです。
障害者手帳の保持者になる
聴力が身体障害者福祉法に定められた障害程度(高度難聴レベル)に該当すると認定された場合、身体障害者に認定され、補聴器購入時に補助が受けられます。
聴覚障害等級
級別 | 障害の状態 | |
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2級 | 重度難聴用 | 重度難聴用 両耳の聴力レベルがそれぞれ「平均100デシベル以上」のもの |
3級 | 重度難聴用 | 両耳の聴力レベルがそれぞれ「平均90デシベル以上」のもの(耳介に接しなければ大声話を理解し得ないもの) |
4級 | 高度難聴用 | 両耳の聴力レベルがそれぞれ「平均80デシベル以上」のもの 両耳による普通話し声の最良の語音明瞭度が「平均50%以下」のもの |
6級 | 高度難聴用 | 両耳の聴力レベルがそれぞれ「平均70デシベル以上」のもの (40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの) 一側耳の聴力レベルが「平均90デシベル以上」他側耳の聴力レベルが「平均50デシベル以上」のもの |