 ほぼ日手帳のコンセプトをまねてGoodNotes5で日記をはじめる[中編][DayEntry]

 GoodNotes5は、ひとつの検索窓からアプリ内の全てのノート、PDFを検索が出来る。それも手書き文字検索が出来るのだ。手書き文字を変換することなく保存するアプリにとっては大変有力な機能だ。ましてや日記などのあとで確認する機会の多い記録にとってこの検索機能は大きな価値がある。この機能を持つGoodNotes5で日々の出来事、約束事などを記録出来れば後に貴重な知的財産に成りうる。

 この優れた機能を利用するのには何も特別なスキルは要らず、日々の出来事を淡々と記録していくだけだ。タイピングも要らない、ペンで手書き入力していくだけだ。これを大切な日記に活用したいという思いから始まったのがGoodNotes5によるほぼ日手帳の実現だ。上手く活用出来れば本家のほぼ日手帳に勝るとも劣らない手帳が作成出来るかも知れない。

用意するもの

iPadApple pencilが使えるiPad)※私はiPad mini

Apple pencil ※自分はLogicool Crayon

• GoodNotes5

• 手帳テンプレート

https://www.sony.jp/digital-paper/support/template/

iPadとGoodNotes5はあるものを使いテンプレートは無料でダウンロード出来るので準備にはほとんど費用はかからない。GoodNotes5アプリも¥980なのでほぼ日手帳のスタンダードモデルに¥2200を費やすよりも安くつく。

GoodNotes5にテンプレートをダウンロード

GoodNotes5にはオリジナルテンプレートに、ほぼ日手帳形式の1日毎のパターンは無いので無料のテンプレートをダウンロードする。

以前から使っていたSONYのデジタルペーパーを使う。

Safari

テンプレート ダウンロード | デジタルペーパー | デジタルペーパー | ソニー

を開いて統合版(マンスリー・ウィークリー・デイリーのセット版)を選択する

 f:id:tomi_kun:20200116171815j:plain

• 共有シートで「GoodNotes5にコピー」する

• PDFダウンロード後に必要ならGoodNotes5の表紙テンプレートから追加する

以上で準備は整った。毎度の事だがたったこれだけでほぼ日手帳に近い事が出来る。写真は自分のアルバムから貼り付けられるしイラストは才能を活かして描けば良い。がお急ぎのときは「いらすとや」かわいいフリー素材集 いらすとや

 辺りを利用すれば楽しく貼れる。

 さて問題はここからだ。手帳(ここまで来たら日記だ)が続かないのだ。酷い年には1日で嫌になる事もあった。何故なのか原因を排除しなければ今年もまた同じ事の繰り返しになりそうだ。GoodNotes5アプリ自体には不具合は無いので他の理由を考えた。

 何故手書きデジタルほぼ日手帳を使えないのか(原因)

⒈書き心地が最悪である

コツコツと音を立てながらガラスの上で滑るペンをなだめながら書くには熟練した技術を要する。下手な文字が滑ることによって余計に読み難くなる。滑るのを抑えるために肩が凝るし書いた字の状態を確認しながら進めるので目も疲れ時間がかかる。

⒉書き始めるのに時間がかかる

iPadを何時も手もとに置いているわけでは無いので何らかのアクションと移動があって初めてiPadの手帳が開ける。しかし表紙を捲るだけのアナログ手帳と違ってアプリを起動しノートを探しそしてようやく書ける歯痒さは耐えられない。

⒊機能が多過ぎて書く事に集中出来ない

これも2と同じでGoodNotes5に限った問題では無いのだがiPadを使うからには、どんなアプリでも手帳に記入する前にやらなければならない必要手続きが多い。ほぼ日手帳ならサイズや厚さが適しているし、しおりを使えば爆速でアイデアを逃さずに捉えるられる。

GoodNotes5でデジタルほぼ日手帳を実現するための対策

⒈の書き心地についてはペーパーライクな保護フィルムを試した事がある。しかし3分で剥がした。書き心地はiPadが別物になった様に、実際の紙とペンを使っているのと遜色ない感覚だった。これなら書く事が楽しくなる、もっともっと書き続けられるそんな気持ちにさせてくれた。だが画像を取り込んだ瞬間に蒼ざめた。写真が乳白色のシートを被ったように鈍くなって見える。確かめるために写真アプリで確認しても、Safariの画像も皆同じである。自分のiPadだけなのかもしれないし貼り方に問題があったのかも知れないが即、剥がした。他の方のレビューを読んでもほぼ同じコメントなので保護シートは諦めた。と同時にGoodNotes5で文字を書くだけのためにiPadRetinaディスプレイの美しさを犠牲にするのは耐えられなかったので結果的にGoodNotes5も辞めた。

  だが今回またGoodNotes5に挑戦してみようかと思ったのには理由がある。iPadの事ならこの方のブログを参考にしなければApple村に居られなくなるくらいの権威、iPad Creatorさんの記事を読んだからだ。”Apple純正より安くてペン先が滑りにくい「Apple Pencil替え芯ソフトタッチ」ブライトンネットをレビュー“というタイトルの記事を見付けて読んだ時にとても気になった。要するに画面側では無くApple Pencil側のペン先をペーパーライクにしてしまうという事だ。ブログを読む限りレイテンシもオリジナルと変わりなさそうなので問題は無い。特にペーパーライクなフィルムを貼らない状態の方が相性が良いようなのでうってつけだ。ほぼ日手帳かロルバーンのなんちゃってバレットジャーナル化にするかで悩んでいたが、この替え芯1つで根本的な問題である書き心地が改善するのなら迷う事なくGoodNotes5でほぼ日手帳を実践する。

necojita.com

2番目の書き始めるのに時間がかかる問題だがiPad miniを購入当初はモバイル利用も考えたがiPhoneを持ち歩くのが億劫でAppleWatchだけの生活を目指しているくらいなのでiPad miniは自宅だけで使う事にした。つまり現場での使用ではないのでそれ程の緊急性は求めなくて良くなった。

3番の機能が多すぎる件だが自宅で腰を据えて書く以上ある程度の機能が無くてはデジタル化の恩恵が何も無くなってしまう。GoodNotes5によるほぼ日手帳を続けるためにはアナログのロルバーンのメモやDayEntryを使ったライフログなどをまとめる役としてはハイパーリンクなど未だ対応していない機能までも装備が待ち遠しいほどだ。

取り敢えず肝心要の替え芯は早急に用意すべくAmazonにオーダーを入れ2020/01/17届く予定だ。なので本日はここまでという事になる。明日の替え芯の性能如何で完結編の内容は全くの別物になる。

See you tomorrow!

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