 税込み330円の万年筆プレピーは間違いなくオススメだ [PLATINUM][万年筆][preppy]

f:id:tomi_kun:20200504201144j:plain
 世間が不要不急の外出禁止令の中、男は相棒と共に車の中に居た。長いSTAY HOME週間の中、禁を破っての行動だ。一体何が男を駆り立てているのか。
 最近、万年筆を主たる筆記具に使っています。ほとんど外に出る事がない生活もその事に拍車をかけている様です。そうして店を散策する事もままならない毎日、せっせと万年筆で物書きなどをしています。大した書き物でも無く日々の記録です。家に篭ってそんな事をしていると、ますます文具欲と言うか、、、同じ万年筆にも飽きて来ます。しかし出来るだけ書き物は万年筆で行おうと決めたのでそこは外す事はできません。
 今現在所有している万年筆はPILOT社のカスタム74と同じくPILOT社のカクノです。まぁ経済的にもメンテナンスの事を考えても2本で十分だと思っています。他の万年筆も使ってみたいのは山々ですが我慢しています。万年筆沼にだけはハマりたくないしハマる財力もありません。
 そんな万年筆事情の中で1本気になる万年筆があります。それを禁止令の中、隠れて相棒(イヌ)と共に実際に触ってみて来ようとしているのです。車のキーを回してほど経つと文具店に着きました。世間がこんな状態なので周りの様子を確かめながら安心だと思われるルートと方法でお目当ての万年筆を手に取って、こんな時期だからセルフレジに進みました。人との密な状態は回避でき無事万年筆を手に相棒と一緒に自宅へ辿り着来ました。思ったよりも簡単なミッションであった。
 そうして購入して来たのがプラチナ社の万年筆プレッピーです。ニブはステンレススティールですが構造はれっきとした万年筆です。なんと購入金額が¥330なのです。ニブのサイズは05のMを選びました。オリジナルはカートリッジインクが1本付いて来ますが好みの色やインクが使いたい場合はプラチナ社のコンバーターも用意されています。インクはブルーブラックを選んだので必然的に万年筆の軸も青色になります。(本当は緑色や赤色が欲しかったのだけれど田舎町には無かった)カクノ万年筆が極細のEF、カスタム74は普通にFを使っているので前から使ってみたかったMの中字にしました。
 さて先ずはインクカートリッジの装填です。その前にキャップを外さなければいけないのですがなかなか外れませんカクノは簡単なキャップ式なのでプレッピーも廉価なので同じだろうと外そうとしましたがビクともしません。ねじ式なのかと回してみたら軸の部分が外れてしまいましたので少し力を入れて(始めはかなり力を入れた)引っ張ったら外れました。キャップについてはスリップシール機構が採用されていて1年間インクが乾かない構造になっているようです。説明書にある様に最初だけはペン先を下に向けてカートリッジを右に回しながらはめ込みました。これも結構力が要りました。このインクの補充は他の万年筆の場合はコンバーターでいつもやっているのですが指にインクがついていつも汚れてしまいます。今回はカートリッジ式なので簡単で指も汚れる事もなく大丈夫だと思っていましたが       青く染まってしまいました。どうも根本的にインクを入れる才能がない様です。
 やっと準備が整ったのでいつものロルバーンメモ帳に試しに書いてみました。ニブが太めのタイプなので筆圧も要らずに滑らかに書く事が出来ます。インクはブルーブラックですがパイロットの色彩雫月夜の青よりも明るく色彩雫紺碧ほどには鮮やかな青では無いですが好きな色でした。書き心地はカスタム74の14金とは比べられないですがスチールの割にはしなりもあってM字には合っています。ましてやカクノのEF極細のカリカリした書き心地より万年筆らしく感じました。 f:id:tomi_kun:20200504201259j:plain
 プレッピー万年筆は2007年に発売されてから1000万本売り上げた実績があるそうです。¥1000のカクノ万年筆が小学生向けの教材用万年筆と言われますがこのプレッピーは誰を対象にした万年筆なのでしょう。今回は青色を。。。黒と青しかなかったので選びましたがこの値段でこの性能なら色違いニブの太さも色々揃えてサインペン感覚でイラストなどに挑戦するのもアリかと思います。コンバーターを採用すれば無限に色の数は増えるので次はスケルトンモデルとコンバーターを揃えたいと思います。インク沼の予感;´∀`
f:id:tomi_kun:20200504201328j:plain
See you tomorrow!

follow us in feedly