 万年筆のコンバーターcon-70が棚吊り防止のためマイナーチェンジしていた

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 万年筆のインクを入れたばかりなのに字が書けない。インクが出て来なくなる事があるらしい。

コンバーターとは

万年筆のためのインク瓶から万年筆にインクを吸入するための器具

棚吊りとは

コンバーターのインクタンク内で表面張力によりインクが上の方にたまる現象で、インクがあるのに万年筆が書けなくなること
 実際には文字がカスレることはよくあるが書けなくなったことは今のところは無い。いつも使っている万年筆5本のうち3本はスケルトンタイプなので万年筆の軸の外からコンバーターの様子を見られるので心配はないし、スケルトンではない他の2本のカスタム74も書けなくなったことは無い。カスレの原因も紙の性質と手の指の油が原因だと思われる。
 先日、万年筆の事ではいつも参考にしている黒猫陛下のブログに→

パイロットCON-70Nが出た - 黒猫陛下の書斎

今使用中のコンバーターcon-70の棚吊り対策のための新製品が出た事が書いてあった。まず、棚吊りという現象すら知らない初心者なので興味深く読ませてもらった。そんな事もあるのか、くらいに感心しながら読んだのだが気になったのでスケルトンでない2本のカスタム74のコンバーターを確認してみた。すると毎日常用している方のカスタム74は大丈夫だったがもう一方のFニブのカスタム74のコンバーターを見てみると、その棚吊り状態になっていた。しかし振ってみるとインクはペン先側に下りて来たので重症ではなさそうだった。しかし出先でその1本しか持ち合わせがなくて突然書けなくなったら困る。気になるので新製品を買いに行った。

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コンバーターにピントが合っていない^^;

 しかし、よく考えてみたら今あるコンバーターはつい最近に購入した2本だった。新しいコンバーターcon-70Nは2月には発売されていたはずだ。出来れば在庫で残っている1本は新品なので交換出来たら幸いだと思って行った。が店員もその辺りは承知していなくて卸元に確認して初めて知った様子だった。結論としては旧型のコンバーターを売り切ってから新型を販売する方針だそうで敢えて新製品を注文しない限り旧型を購入する事になるそうだ。パイロットのホームページにもコンバーター付きで販売されるカスタム743でも在庫のあるうちは旧型がセットで販売になるとあった。 当然、注文しなければ手に入らないし交換などは望むべくもないので諦めて新たに注文して帰った。

con-70Nの改良点

最大の特徴はインクタンク内に撹拌(かくはん)用の金属パーツが装着された。 これにより連続筆記時など急激にインクと空気の交換が行われた際に、ペン先から取り込んだ空気がインクの供給を遮断することによって生じるインク切れ、カスレ等のトラブルを改善している。
 なのだそうだが、たぶん従来品との違いは分からないだろうと思う。そもそも使っているインクがパイロット社の色彩雫シリーズなので、色彩雫のインクはどちらかと言うと粘土が低くサラサラでインクフローが良いインクなので旧型でも大丈夫だと思うが新しもの好きなのと万が一に備える意味では良い選択だとは思う。
See you tomorrow!

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