 メモの断捨離 ブロックロディアNo.11

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 ここで言うメモとはあくまで一時的な覚え書きの事である。メモは忘れた時の用心のために書き記したもので約束の日時や用件であったり急に閃いたアイデアだったりする。約束や日時はカレンダーに転記すればメモは不要になるしアイデアを小さなメモ上で考察する事はなく大きなノートで練りなおすので、これもまた要らなくなる。
 パソコンやスマートフォンでも必要だと思われる情報をせっせとEvernoteなどに溜め込んでいた。後で活用するいつかのためにスタイルを整えタグ付して、ご丁寧にノートブックまで分類して保存して来た。しかし、それらの情報は殆どが開かれる事もない。保存するためだけの整理や仕分けに終わっている。これと同じように1枚のメモについても、果たして保存する必要があるのかどうかを考え直してみた。
 メモは忘れないために書いてきた、しかしこの考え方だと忘れてもメモがあるから大丈夫だという事になりメモの内容を覚えて活用する、などという事には絶対ならない。それはただの記録であって記憶ではないため知識にさえもなり得ないので役に立つことはない。この「メモは忘れないために書く」という消極的な考えを「記憶したら捨てるためのメモ」のように積極的な考え方に修正するとメモの価値が向上する。

メモの能動的なとり方

1.メモは捨てるために書く
あくまでもメモは記憶するための手段だと位置づける。メモする内容は必要最低限に抑え、メモする事よりも相手の話や現象に集中して理解を深めたほうが記憶に残る。
2.必要な事だけをメモする
大切な事だけをポイントをしぼって短時間で書く。メモは本人が読むためのメモなので本人が読めれば良い、よって綺麗に書く必要もない。綺麗に書くよりも話や現象に集中してよく考えながらメモをとる。
3.記憶出来たらメモは捨てる
捨てる事を前提としてメモをとると自然に記憶しようと努力する様になる。メモは24時間から最大でも48時間の内に捨てると決めればメモに頼らずに記憶しようとする。

 要するにメモは何のためのメモなのか、意識を変えてしまおうという事だ。メモは自分の知識とするための覚え書きであって記憶したら直ぐにも捨ててしまうもので、忘れないように何時でも見られるようにするためのものではない。まず、メモをとる意識から変えてメモに向かわなければいつまで経っても紙切れのゴミを製造するだけになり、メモをとるという行動自体に満足してしまって知識が得られない。
 こうしてメモのあり方から考え直したらメモの形態も自ずと決まってくる。書いて覚える、そして捨てる。この方法をとると効率も上がるし記憶力も向上し作業も捗る。つまりこう言ったメモには1枚ずつ書いては切り取って捨てていくブロックロディアが最適だという事になる。
See you tomorrow!

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