先日Copiedによる拡張キーボード機能について書きましたが実はCopyCenterの拡張キーボードの紹介をしようと思っていました。CopyCenterはクリップボードを記憶するのがメイン機能ですが実際に重宝するのは拡張キーボードです。CopyCenterのキーボードを開くとクリップボードの中身がリストに追加されます。（※テキストアプリ上ではコピーした1件です）しかしキーボードを開いている状態でにコピペ操作をするとすべてがCopyCenterのリストに反映されます。リアルタイムで必要な文章をどんどん記録出来ると言うことです。
ここまではCopiedと同じような仕様なのですがCopyCenterにはフォルダが５つあって50個ごとの文章を分けておくことが出来ます。そして拡張キーボードを開いた時には指定したフォルダだけが表示されます。この点がCopiedはフォルダ分けが出来るのですが先頭のフォルダが空になると次のフォルダまで表示されてしまうので間違って削除する危険があるし必要なテキストが探し難くなります。そういった意味で拡張キーボードにはCopyCenterを紹介するつもりでした。
iOS14になってコピー&ペーストしたりすると画面の上部に「CopyCenterにSimplenoteからペースト」といったバナーが表示されるようになりました。しかし通常のアプリなら1度表示されるだけなのですがiOS14のCopyCenter2、バージョン1.8.5は次の何らかの操作をしない限りこの通知バナーが出たり隠れたりを延々に繰り返すためにテキスト入力どころではありません。この不具合をアプリの制作会社に問い合わせたところ以下のような返事を頂きました。丁寧なお返事で長文のため抜粋して紹介します。
プライバシー保護の一環で Apple が iOS 14 から強化した対策の結果、このような通知が表示されるようになりました。つまり、 CopyCenter のようなアプリがシステムのクリップボード経由でコピー内容にアクセスすると、その事実を知らせるために表示されるようになったのです。(中略）例えば音楽再生アプリが裏側で利用者のコピー内容をこっそり取得していた場合、従来だとその行為は利用者にはわかりませんでしたが、 iOS 14 以降はそれが目に見えるようになった訳で、「音楽を聴きたいだけなのにこのアプリは何をしているんだ？」と可視化されるようになったのです。（中略）CopyCenterの 仕組み自体は iOS 13 以前と何も変わっておりませんことを念のためお伝えします。ただ、時として煩わしく感じるのは事実でして、ご指摘のように切れ目なく通知が止まらない状況の場合は「不具合じゃないのか？」と思われるのも無理はないかと存じます。（中略）「 CopyCenter は正にシステムのクリップボード経由でコピー内容を取得するのが目的のアプリであり、仮にこのような通知が表示されても利用者が混乱することはないだろう」と考え、これまで特段の対策を講じないままにしておりました。しかしながら今般のご指摘を踏まえ、開発者側で何かできることはないかまずは調査してみたいと存じます。そして、正規の手段でこの通知を非表示にすることが可能なようでしたら、近い将来のアップデートで実現すべく取り組みたいと思います。大興産業株式会社 iPhoneアプリ サポート担当
と言うことなので暫しアップデートの様子を見たいと思います。でもiPhone5のiOS10.3.4のCopyCenter バージョン1.7.2では従来通り出来るので私のiPhone8だけの問題なのかと思いますが対処法があれば助かります。良いアプリなので対応を期待したいと思います。
See you tomorrow!
