 ロックミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」を観た[amazon][prime video]

 ロケバスが到着してジーザス・クライスト・スーパースターの撮影が始まります。まずオペラとミュージカルの違いさえわからないので

※オペラが基本的にクラシック音楽を使用するのに対して、ミュージカルはポップスからジャズ、ロック、民族音楽まで幅広い音楽が自由に使用されます。
※ミュージカルでは作品によって、役柄や感情の表現などをダンスで表現することもあり、ダンスやステージングが作品の重要な構成要素となっています。一方のオペラでは、舞踊は重視されず、用いられることはありません。台詞のあるような役者はすべて歌手であり、踊りが入るとすれば専門のバレエダンサーに任せられます。
※ オペラは台詞を含めて全体が作曲されていますが、演劇であるミュージカルは歌わないで語る地の台詞があります。

なのでジーザス・クライスト・スーパースターは基本的にミュージカルを映画化した作品です。内容は聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカルで1973年にユニバーサル・ピクチャーズが映画化した作品を観たわけです。
 特段、ミュージカルに興味がある訳でもないのですが、この方面でリスペクト出来るAさんがあまりに絶賛するのでいつかは観たかったのです。amazonのプライムビデオで安く観られました。なんの予備知識もなく観たので率直な感想だけを書きます。画像が美しい、ロケーションがイスラエルの砂漠地帯で青い空と乾いた岩と砂そして古い宮殿が舞台なので景色そのものがセットの要らない最高の舞台です。また登場する人々が履く色とりどりのベルボトムジーンズや長髪が当時のヒッピーを彷彿させます。途中で登場する砂漠の戦車やジェット戦闘機も反戦の時代を感じさせられます。シチュエーションはこんな感じで肝心の音楽ですが個人的にはキリストよりもユダ役のカール・アンダーソンで始まりカール・アンダーソンで終わった感があります。エンタテイナーとしても役柄も重要な役割を果たしています。マイケルジャクソンがこの役をやったら素敵だろうなぁと思いました。美しすぎるし子供だったか?
 信仰の始まり崇拝、幸福、怠惰、葛藤、誤解、裏切り、欲望、腐敗、支配などなど人々の心の移り変わりをロック音楽をベースにミュージカルは進みキリストの処刑で撮影の幕を閉じます。スタッフの様子が撮影前にこの地にバスから降り立った時の様子とうってかわって何か大事なものを失ってしまって疲れ果てた表情に観えたのは考え過ぎだろうか。
 音楽もダンスも素晴らしく見応えのある作品でした。宗教的な事は深く考えずに単純にミュージカルとして楽しめば何度でも見る価値はあると思います。
参考 つば帽子/映画版「ジーザス・クライスト・スーパースター」1973年 Jesus Christ Superstar ミュージカルはお好きですか?アンドルー・ロイド・ウェバーです - あい青子の「大好きだった曲」と「服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

See you tomorrow!

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