 池波正太郎の「日曜日の万年筆」

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 池波正太郎といえば『鬼平犯科帳』『剣客商売』などの時代小説が有名で『殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安』は大好きな作品です。小説のすべてを読んだ訳ではないのですが、どちらかと言えば池波正太郎のエッセイが面白く今でも読み返したりします。『散歩のとき何か食べたくなって』『食卓の情景』『男の作法』など内容は多岐にわたります。時代小説家らしくその時々の時代の習慣や文化をよく観察されていて独特の視点で、かつ頑固な性格をもって書かれています。読者の年齢によっても捉え方が変化する、生活に密着した話題が多く何度読んでも新鮮さを覚えます。そんな中で最近愛用するようになった万年筆についてタイトルがある「日曜日の万年筆」を読み返しました。しかし『日曜日の万年筆』には万年筆に関する記載はなく、記憶をたどって探し当てたのが『男の作法』でした。
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 大正12年生まれの小説家 池波正太郎の万年筆哲学がそこには書かれています。書き出しから「万年筆とかボールペンとかサインペン、そういうものは若い人でも高級なものを持ったほうが、そりゃあ立派に見えるね。万年筆だけは、いくら高級なものを持っていてもいい。」から始まり「男っていうのは、そういうところにかけなきゃだめなんだ、金がなくっても。」といった考え方です。ご本人が小説家だからと言うだけではなく働く男の持ち物、仕事の道具としての万年筆の選び方とか価値観が書かれていて参考になりました。小説家ではないし時代背景も変化しているので万年筆は趣味性の高い持ち物にはなっていますが男の持ち物としての評価は変わりないと思います。 ikenami.info

See you tomorrow!

 男のくせにノートカバー などというものを買ってしまった。そもそも消費して捨てられるべきノートブックに覆いをかけるとは、たまたま観たブログの片隅にヨサゲなカバーが掲載されていてついついミーハーな純情ハートに火がついてしまった。。。。っとこれがなかなかよろしい。雨風にも負けず複数のノートも一緒に運べる。何よりもスマートである。PVCレザーながら見た目はビニルビニルしていない。下線が多いが下心はない(^^;

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