メモは見たり聞いたり閃いた瞬間に記録しなくてはならない。
そのためにはそれに相応しい紙とペンが必要である。
ここに瞬時にメモをとるための紙とペンを用意した。
紙はフランス製のブロック・ロディアNo.11でホワイトの厚紙カバーに覆われている。カバーには360度折返し可能な3本の折り線が入っている。メモ紙はグレーの5mm方眼が美しく、上部には切り離しのためのミシン目がある。
ペンはブルーブラックの古典インクを入れた万年筆だ。万年筆も即座にメモをとるために片手でノックしてすぐに使えるキュリダスを使う。古典インクは耐水性に優れている。
メモ帳カバーはメモの保護とカバーの開けやすさ、筆記の安定などのために用意した。滑り止めのためにも白ロディアに合わせて白クロコダイルの型押し加工した牛革製にした。
ロディアの表カバーを折り線に沿って折返し、革製のカバーの後ポケットに刺した。革製カバーの重さが手伝って表紙を片手で跳ね上げられるし開けばすぐにメモが可能だ。表のポケットには切り離したメモを収納できる。
メモというのは、ある意味でライフログのようなものだ。その時々に何を見て、聞いて感じたのか。そして結果、何をどのようにどんなふうにしたのかがほんの少しの文章に綴られる。必要ならば後でその単語たちを繋ぎ合わせることによって真実が見えてくるかも知れない。後で見るという作業はする必要もないかもしれないがそれらの単語や文章はその時にしか記録できない大切な無償の記録だ。
See you tomorrow!