 キャンティベランダ[ベランダとバルコニーの違い]

 建築業者の設計図にかかれた2階の屋外に張り出した部分にベランダとあります。張り出した部分の下に建物の1階がない部分にはキャンティベランダと記載されています。ベランダとバルコニーとよく使う単語ですが、どう違うのか気になりました。どちらも2階以上の建物の室内から外に張り出したスペースの事を言います。正確にはベランダは家と窓やドアで隔てられている建物の外に張り出した屋根付きのスペースのことです。 バルコニーは、建物から外に張り出した部分のことで屋根のない手すり付きの台のことを言います。実際に建築予定なのは屋根のない張り出しスペースなのでバルコニーになります。つまり、図面はこの建築業者特有の呼び方なのか、一部に狭い屋根があるのでベランダとしたのかも知れません。まぁキャンティベランダというネーミングはいかにも、こじんまりして可愛らしいとは思いますが。ただ気になるのは固定資産税です。固定資産税は床面積で計算されますが屋根が無い場所は床面積に含まないようです。 そのため、バルコニー(屋根なし)はベランダよりも固定資産税が安くなります。ただしベランダは先端から2mを超える部分が床面積に算入されるとあります。

1. バルコニー等が建築物の角に位置し、2面以上が外気に開放されているものについては、外気に開放されているすべての面から幅2m(芯々)を超える部分を床面積に算入する。
2.バルコニー等の上部に屋根又は庇が無い場合は、当然床面積に算入する必要は無い。部分的に屋根等がかかっている場合は、屋根等のある部分のみを対象に、屋根等の先端より2mを超える部分を床面積に算入する。

 もうひとつルーフバルコニーと呼ばれるバルコニーがあります。今まで屋根のあるバルコニーの事をそう呼んでいるのだと思っていました。しかし正しくは下階の屋根部分を利用した広めのバルコニーの事をルーフバルコニーと言うそうです。

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