『リボルバー』
英国EMIパーロフォン・オリジナル盤収録曲
アナログA面 [編集]
タックスマン - Taxman (Harrison)ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
エリナー・リグビー - Eleanor Rigby (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ポール・マッカートニー
アイム・オンリー・スリーピング - I'm Only Sleeping (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ジョン・レノン
ラヴ・ユー・トゥ - Love You To (Harrison)ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア - Here, There And Everywhere (Lennon - McCartney)ポール・マッカートニー
イエロー・サブマリン - Yellow Submarine (Lennon - McCartney)ヴォーカル:リンゴ・スター
シー・セッド・シー・セッド - She Said She Said (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ジョン・レノン
アナログB面 [編集]
グッド・デイ・サンシャイン - Good Day Sunshine (Lennon - McCartneyヴォーカル:ポール・マッカートニー
アンド・ユア・バード・キャン・シング - And Your Bird Can Sing (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ジョン・レノン
フォー・ノー・ワン - For No One (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ポール・マッカートニー
ドクター・ロバート - Doctor Robert (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ジョン・レノン
アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー - I Want To Tell You (Harrison)ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ - Got To Get You Into My Life (Lennon - McCartney)
トゥモロー・ネヴァー・ノウズ - Tomorrow Never Knows (Lennon - McCartney)ヴォーカル:ジョン・レノン
今となっては別に衝撃的でも無いですが当時の感覚ではトテモ新鮮に感じた。
コンサートでは再現できない楽曲が多く、『リボルバー』発表後『リボルバー』の曲がビートルズのコンサートで演奏されることはなかった。ライヴ・バンドからレコーディング・バンドへと変化する、過渡期の作品と言えます。なお、ひとつの音源を微妙にずらして重ねるArtificial Double Tracking(=ADT)という技術が初めて導入された、ロック史の中でも重要な一枚でもあった。
このアルバムやサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドあたりからbeatlesに薬の匂いがするようになった。(笑)当時としては、サイケデリックな要素がぎっしりつまった『リボルバー』ですがそんなにサイケ臭が感じられないのは、もちろん個々の曲の魅力もありますが、Klaus Voormanによる、センスのいいジャケットのせいもあるでしょう。
写真などを切り貼りするコラージュという手法は、サイケの定番パターンであったのですがいまでは誰でも良く使います。
ただこのジャケットが素晴らしいのは、いかにもサイケなデザインでありながら極彩色でなくモノクロにしたことと、
ノーマルな書体を使用したことで、サイケ臭のない、すっきりと洗練されたデザインになっています。
おかげで今でも鮮度を保つことに成功したと思われます。
それはまさに『リボルバー』の音楽にも言えること。
楽曲自体の芸術性を象徴するような、見事なジャケットだと思います。