ソムリエと言えばワインのプロフェッショナルの事を思い浮かべる。同じソムリエにも野菜ソムリエがあるそうだ。微力ながらも家庭菜園に勤しむ身としては気になる。
いったい野菜ソムリエとはどういうものなのだろう。
○野菜ソムリエの認定団体:日本野菜ソムリエ協会が主催する民間検定試験で講座を受講して試験に合格すると資格を得られる。
○種類:野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロ、野菜ソムリエ上級プロの3種類がある。
○受験資格:日本野菜ソムリエ協会の講座を受講する事。
○費用:初級野菜ソムリエ通学コースで148,000円、合格すると年会費6,000円で野菜ソムリエメンバーズに入会出来る。入会する事で野菜ソムリエプロ、野菜ソムリエ上級プロへの資格が得られる。上位資格の取得費用は172,500円、最初から野菜ソムリエプロを取得するには320,500円必要となる。その上位の野菜ソムリエ上級プロになるための費用は不明。
○合格率(野菜ソムリエ):85%
追試費用:野菜ソムリエが14,800円、野菜ソムリエプロは17,200円が必要となる。
○受講内容:2時間の7回でベジフルコミュニケーション、ベジフル入門(理論編・野菜編・果物編)、ベジフルサイエンス、ベジフルクッカリーなど。
ざっとこういった様子の資格だ。芸能人に人気のある比較的取得が容易い資格と言える。が、現状では一般の人が取得しても栄養士、管理栄養士、調理師のように国家資格でなく、あくまでも民間団体が主催する検定資格なので直接就職に役立つことはない。履歴書に趣味としてアピールする事は今風で良いかもしれない。
ワインソムリエも社団法人日本ソムリエ協会が認定する民間団体資格だ。
○酒類・飲料を提供する飲食サービス
○酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師
上記いずれかの業務に3年以上従事し、現在も従事していることが必要だ。野菜ソムリエよりもかなりハードルは高く合格率は26.5%となっている。フランスでは国家資格にもなっている。現在の自然志向と健康意識のブームによって新しい資格として生まれた野菜ソムリエだが趣味の一貫としてなら許せるが、この金額を払うなら小型耕運機も手に入るだろうと思ってしまう。それに近くの田畑には名も資格もない優れた野菜ソムリエはゴマンと居る。
See you tomorrow!