 Macの「Windows風のキーボード操作」は必要なのか

Macの日本語入力に「ライブ変換」があってテキストを入力するとスペースキーを押さなくても自動的に漢字に変換されて入力されていく。この機能は他のOSにはない画期的な変換機能なのだけれど評判がよろしくありません。

Macのシステム環境設定のキーボードの項目に「Windows風のキーボード操作」という項目があります。WindowsからMacに転向したユーザーやMacユーザーでもライブ変換を心良く思っていない人が設定するらしい。Windowsをほとんど使わないのでWindows風キーボードがどんな操作方法なのか調べてみました。

Windowsにはライブ変換はないので日本語を入力して漢字の変換候補からスペースキーで選んでenterキーで決定します。Macでも同じような操作方法なのだけれど決定するのに2回enterキーを押す必要があるらしい。ライブ変換でなくてもそういった操作が必要なのか意識したことがないので不明だけれど不便だと思ったことはありません。またキーボードショートカットにWindowsにはないCommandキーを使うのが苦手なようです。

変換候補の確定にenterキーを2回押すのは慣れだと思うしショートカットキーはMacの装飾キーを入れ替えれば対応できます。どちらもたいした問題でもないので要するにライブ変換で自動的に予期しない変換候補が決定されてしまい修正するのが面倒なだけじゃあないかと思います。いずれにせよ 「Windows風のキーボード操作」を利用するにはライブ変換をオフにする必要があります。これではMacを使う意味もなく初めからWindowsを使えばいいわけです。無理やりMacの使用を強制する企業も少ないと思います。

そうは言いながら本人もMacのライブ変換が苦手だと思い込みなかなか使いこなせないでいました。最近になって再びライブ変換を使いだしたところです。以前と違ってiPadがOS13.4 からハードウェアキーボードがライブ変換に対応している事も相まって身近な存在になり使いやすくなっていました。またOSの進化で変換精度も向上しています。

今回 ライブ変換を本格的に使うようになったのはiOSアプリのazooKeyの影響が大きいです。今までMaciPadのハードウェアキーボードでしか対応していなかったライブ変換をiPadiPhoneのソフトウェアキーボードで操作できるようになったのです。ライブ変換は慣れると自動的に変換されていくのが気持ち良く感じます。特にライブ変換をタッチパネルで操作するのはキーボードで入力するのとは違ったアナログに近い感覚があります。考えた文章がそのままリアルタイムで筆記されていく 紙がエディタでペンがソフトウェアキーボード そんな感覚になります。

Mac iPad iPhoneとすべてのデバイスでライブ変換を使って日本語入力ができるようになりました。これは今まで想像できなかった事実です。というかiPhoneiPadのライブ変換がライブ変換そのものを身近なものにしたようです。

azooKey - 自由自在なキーボードアプリ

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