 牛乳石鹸の赤箱と青箱

f:id:tomi_kun:20210328151921j:plain
 お風呂で使う石鹸は固形石鹸だ。家族はボディソープなのだが私は固形石鹸を使っている。それも牛乳石鹸に決まっている。牛乳石鹸と言えば青色の箱に牛のマークのついた定番品であり、ちょっとレトロ感のあるパッケージでまさに昭和を想わせる。時々、薬局の店頭で赤い箱の牛乳石鹸を見かけたが青い色の箱の爽やかなイメージがなく選ぶとしたら迷わず青箱の牛乳石鹸を選んでいただろう。というのも、ギフト用の10個入の青箱牛乳石鹸を頂くのでそれで間に合っているため久しく買ったことがない。ましてや固形石鹸を使っているのは私だけだ。

 雑誌を読んでいたら「赤箱女子」なる言葉に「?」が浮かんだ。読みすすめると牛乳石鹸のパッケージの色の事で赤箱の牛乳石鹸を使って洗顔をする女性が増えている記事だった。なんと赤箱には普段使っている青箱の牛乳石鹸と成分が異なった石鹸が入っているらしい。

   赤箱    青箱
洗い上がり しっとりすべすべのなめらか美肌にあらいあげます。洗顔にもつかえます。 さっぱりスベスベ肌にあらいあげます。
泡立ち ゆたかでクリーミーな泡立ち。 ゆたかでソフトな泡立ち。
うるおい成分 ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)とスクワラン(うるおい成分)配合。 ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)配合。
香り やさしいローズ調の花の香り。 さわやかなジャスミン調の花の香り。

赤箱と青箱の違い | カウブランド 赤箱 | 牛乳石鹸共進社株式会社 による

 女子でもないし半世紀以上生きたおぢさん(・・・・)なのでボチボチ乾燥肌が気になるお年頃だ。若い頃とは違って、たぎるような油脂が足りなくなっているのだ。青箱には保湿成分であるスクワランが配合されておらず、どちらかといえば脂性肌の若い方向きと言えるようだ。

 意識してお肌のケアをしている訳ではないが、風呂は毎日入るので石鹸の選択は大切だ。さっそく赤箱の牛乳石鹸を用意した。青い箱でも十分レトロだが赤箱はもっとふるくさい。
 そもそも牛乳石鹸昭和3年に大阪で赤箱から発売が開始され昭和24年になってはじめて日本全国にさっぱりとした洗い上がりが特長の青箱が発売されたようだ。そういった時代背景なので関西の赤箱、関東の青箱のイメージが強く販売量もそれに準じているようだ。

 赤い箱を開けるといつものギフト用の青箱の石鹸よりもやや大きめの125gの石鹸が現れた。匂いも青色よりも花の香りを強く感じた。すこし抵抗を感じたがそれも箱から出した直後だけですぐに慣れた。手洗いだけだったが手にとって泡立ててみると明らかに青箱のキュッとした感触とは違ったヌルっとした滑らかさを感じた。これが石鹸に練り込まれたミルクバターなのだろうかそれともスクワランの効果なのか。

 床屋に勧められて、時々固形石鹸で髪をシャンプーすることがある。頭皮の脂分をとるためだ。青箱の牛乳石鹸でしていたのだが強烈に脂分が除去される。頭皮ばかりか髪の毛もパサパサになる。今度、赤箱でやってみたらどんな具合か楽しみだ。
See you tomorrow!

follow us in feedly