 標高と海抜の違い [Google Earth]

 台風などで大雨が降るとこの辺りは海抜ゼロメートル地帯だから気をつけようとか聞きます。またキャンプに行ったりするとあそこは標高が高いから気をつけないといけないとか言います。常々、疑問に思っていたことを解決する試みです。イメージとしては理解出来ているのだけれど具体的に違いを定義できないのが標高と海抜の違いです。標高といえば山の高さを思い浮かべ海抜はやはり浸水被害の起きやすい海岸地帯の地面の高さです。しかし考えてみれば、どちらも地面の高さを示す数値なので基準は同じだろうと推測されます。

 国土地理院では、日本の土地の高さを「標高」で表し、東京湾平均海面(1873~1879年の平均潮位)を基準(標高0m)として測っています。 「海抜」は、本来は近傍の海からの高さで表しますが、一般には標高と同じように使われています。 平均海面は、地形や海流などの関係で場所によって異なります。 標高も海抜も、平均海面を基準とした土地の高さのことで主に、標高は山や土地の高さなど、地形を表す際に用いられ、海抜は津波や高潮災害などの対策の意味もあり、海に近い地域で用いられる。標高と海抜を同じにすることで、高さは統一されるが、近海の平均海面を基準としなければ、肝心な注意喚起としては使えない高さを表すことになる。そのため、「海抜〇〇m」の後に「O.P.〇〇m」や「N.P.〇〇m」と小さく括弧書きをして、近海の平均海面からの高さを記載しているところもある(「O.P.」は大阪湾工事基準面、「N.P.」は名古屋港基準面のこと)。また、「海抜0メートル地帯」とはいうが、「標高0メートル地帯」とはいわないように、「地帯」を伴う場合は「海抜」が用いられる。 高さの基準 | 国土地理院

 実際に今住んでいる場所が平野地帯で海に近い地域なら気になるのは海抜ということになります。各地域ごとにハザードマップが用意されていたり各所に標高を表示した看板が設置されているので目安にはなります。ただハザードマップの範囲は表示が広範囲でアバウトなので具体性に欠けるためGoogle EarthChromeブラウザならばWeb版のGoogle EarthiPhoneiPadではアプリ版のGoogle Earthで確認できます。

 近所の電柱に表示されていた地面の高さが標高15.8mでした。

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この地点をiPadGoogle Earthで確認すると16.5mとほぼ正しい数値が表示されています。

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ちなみにGoogle Earthならどこでも計測できるので、なかなか行けない場所を調べてみました。

                 チョモランマ

Google Earth

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