梅雨時のうっとおしい中にあって、時々の晴れ間に庭先や道路脇で可愛い花を咲かせて気分を和らげてくれているのがサツキです。つい先日まで、それよりも やや大きめの花を咲かせていたツツジに変わって、今いっせいに咲いているのがサツキです。
サツキとツツジはどちらもツツジ科の花なので大きな分類では同じ花なのですが細部には異なった特徴があって区別されています。簡単に言えば大きなツツジと小さなサツキとでも言い表せます。画像を見ても大きめの長い葉がツツジで小さくてツヤのある葉がサツキです。ピンクの花は、もうツツジの時期は終わったのでサツキの花です。
部位 | サツキ | ツツジ |
---|---|---|
花 | 比較的小さい | 大きい |
開花が5月頃 | 開花は4月頃 | |
少しずつ咲く | 一気に咲く | |
赤系の花がほとんど | 色が豊富 | |
葉 | 小さくて硬い | 大きくて柔らかい |
ツルツルして光沢がある | つやはない | |
木 | 1m以下 | 大きくなると5mにもなる |
北緯34度59分 標高10m前後 |
今日のまとめ
じつはサツキもツツジも同じ花だと思っていました。違いと言えばツツジは公園などで広範囲に咲いている、どちらかと言うと樹木に近い存在でサツキは小さな鉢に植えて楽しむ盆栽のことだと思っていました。しかし、どちらにも独立した分類定義がありました。またサツキとツツジは日本全国で鑑賞できる花ではないことも初めて知りました。
See you tomorrow!
ツツジ (躑躅、映山紅)とはツツジ科の植物であり、学術的には ツツジ属 (ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。
ツツジ - Wikipedia
サツキとは、狭義では日本に自生するRhododendron indicumの和名であるが、そのR.indicumと近縁多種との交雑から生まれた園芸品種群の総称(Satuki Azalea hybrid)として用いられることもある。ほかのツツジ類と比べて花形や樹形についてはほとんど相違がないが、開花期が異なるために園芸的に区別されている。
サツキ - Wikipedia