 金木犀の匂いのする街

百日紅の花に勢いがなくなった頃にオレンジ色の花を控えめに咲かせるのが金木犀だ。小さな花とはうらはらに強い香りで周囲に存在を知らせる。花言葉にあるように「謙虚」で「気高い」花であり人を「陶酔」させる力をもつ。キンモクセイジンチョウゲクチナシとともに三香木と言われ一度嗅いだら忘れられない芳香は鎮静効果や抗不安効果があるリナロールという成分を含み安眠効果も期待できるという。反面デリケートな樹木で自動車の排気ガスや工場の廃棄物に多く含まれる硫黄酸化物や二酸化硫黄などが大気中に増えてくると咲かなくなると言われる。

写真は畑に30年近く前に移植した金木犀だ。自然のままに大きくなって今では高さが5メート以上ある。木が老いてきたせいか香りが弱くなった気がする。金木犀も秋の季語になるように季節を知らせる大切な花だ。来年の春にはしっかり剪定して若返らせてやりたい。

f:id:tomi_kun:20211005084705j:plain

See you tomorrow!

follow us in feedly