 華流ドラマ「バーニング・アイス」をHuluで観た

 暇があると、たまにはTVを観る事もある。TVと言ってもHuluのドラマや映画だけれど。この手の放送は一気見せが多いのでハマると、とんでもない事になる。スーパーナチュラル、グリムそしてウォーキング・デッドなどである。なかでも現在進行中のウォーキング・デッドはシーズン10まで1シーズン15話ずつあるので大変な仕事だ。たまには息抜きに別のドラマも観たくなって流し観する事もある。そんな時、たまたま目に入ったのがバーニング・アイスだ。ドラマもタイトルの力が大きくて、良いタイトルならば取り敢えず観てみる気になる。ましてや無料で観られるのに予め下準備するのも手間なだけなので良さそうなタイトルの画像は片っ端からちょい観して決める。今回それが何故かしらバーニング・アイスだった。シリーズも12話完結ですぐに全部観られそうなので早速観始めた。以前に観たボイス(韓流ドラマで日本でも唐沢寿明でリメイクされた)によく似た雰囲気で期待した。
 まだ半分しか観ていないが、どんどん引き込まれている。”レッド・クリフの韓三平が製作総指揮を務め、中国で5億ビューを獲得した本格クライム・サスペンスが日本初上陸”との紹介だ。”中国の東野圭吾と評される作家の人気作品を原作に、連続殺人事件の謎を描く「チャイナ・ノアール」ここに降臨!”だそうだ。舞台は中国東北地区にあるハルビン市の冬だ。雪の積もるなか雪だるまに縛りつけられた死体が見つかったことから事件は始まる。そして事件は数年前に起きた連続殺人雪だるま事件と手口が酷似していた。事件解決のために元刑事で訳あって交番勤務に干されていた主人公の厳良(イェン・リャン)が抜擢される。厳良は他の刑事とは視点が違っていて独特の操作手法で犯人に迫っていく。厳良は死体である孫紅運の愛人・朱慧茹(デン・ジャージャ)に疑いをもち調べていくが朱慧茹の周りで別の問題が展開して捜査は難局を迎える。とこんな設定でドラマは進んでいくのだが驚いたのは刑事の設定、街金の様子、弁護士の待遇などを観ると思っていた中国社会とはかけ離れた世界がそこにはあった。とても共産国家らしくなく日本と変わらない生活が有った。刑事である厳良の上司は女性(美しい)でスマホタブレットを操り仕事振りも日本のドラマを観ているのと全く同じ感覚だ。金の貸し借りや男女の交際関係も民主的で逆に不気味に感じてしまう。ドラマのためとはいえ現実の中国社会が見てみたくなる。ドラマの途中だが厳良は同僚だった元監察医の駱聞(ルオ・ウェン)を犯人と睨み捜査を続けるのだが(どうも5話くらいで急展開するようだ)この駱聞(ルオ・ウェン)役の姚橹(ヤオ・ルー)が渋くてファンになってしまった。原田泰造みたいな主人公の秦昊(チン・ハオ)よりもジャン・レノそっくりでいい感じだ。全話を観てからではネタバレしそうなので中間報告とする。

See you tomorrow!

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