 考えながら書くためのアウトライン・プロセッシング入門

  この本はアウトライナーの技術書ではなく哲学書だ。Kindle本をダウンロードして何度読んだだろう。あるページなどは読む度にマーカーされて白い部分が無くなってしまっている。読んだその時にはアウトライナーの素晴しさに脳みそが痺れWorkFlowyに向かう。しかし何度挑戦してもすぐに挫折してしまう。根本的に向いていないのだろうか、アウトラインは項目の下に下位項目を 、下位項目の下にさらにその下位項目をと表記される。ここの所が著者の言われるようにトップダウンになったりボトムアップであったりして考えを深めつつシェイクを繰り返すべきなのだが出来ない。どうしてもトップダウンオンリーな書き方、考え方になってしまって行き詰ってしまう。

 もう一度読み返して今度はKindle本のマーカーしたマイノートをそのまますべてコピーして WorkFlowyに貼り付けてアウトライン・プロセッシングしてみた。

◇ 「アウトライン表示の機能 」 、 「アウトラインを折りたたむ機能 」 、 「アウトラインを組み替える機能 」の三つです 。 ・マウスやキ ーボ ードショ ートカットを使って 、アウトライン項目を自由に移動し 、入れ替えることができます 。 ・三つの機能のうちのどれかが欠けている場合 、それはアウトライナ ーとは呼べません

この基本的な事は理解しているつもりだがトピックの移動、特に複数のトピックの移動や削除、インデントの一括移動の方法が解らない。

◇ ・紙のアウトラインが 「死んだアウトライン 」だとすれば 、アウトライナ ーでつくるアウトラインは 「生きたアウトライン 」です 。「生きたアウトライン 」が画期的だったのは 、文章を書きながら同時進行でアウトラインを作れることです 。そして後からいくらでもアウトラインを修正できることです 「考えてから書く 」のではなく 「考えながら書く 」 、あるいは 「書きながら考える 」ことが可能になったのです 。「生きたアウトライン 」は 、単に文章を書くことだけでなく 、 「考えること 」全般に使えます 。アウトライン形式で表現できるものならなんでも 「生きたアウトライン 」の恩恵を受けることができる ・ トップダウン型とボトムアップ型+「シェイク 」の繰り返し

この概念に痺れる。理想的です。だが能力と技能が伴わない。

◇・ランダムなメモを組み立てて文章化する (1 )決められたアウトラインを打ち込む (2)メモの断片を 「未使用 」の下に打ち込む (3)メモに見出しをつける (4)メモを分類する (5)内容が足りない項目をチェックする (6)調査項目ごとに内容を整理する (7)文章として整える ・まとめ作成用にアウトライン全体のコピ ーをつくります (組み替えに失敗すると大変なので 、必ずコピ ーで作業するようにします ) ・発想から文章化までをアウトライナ ーで行う  ・最後にワ ードプロセッサ ーなどで体裁を整えて完成させます

この辺りから本格的になってくるわけで悩みが深くなって来る。経験を積むしかないのか、何せ早く仕上げたいばかりの悪いくせ;´∀`。

◇ ・すべてがひとつアウトラインに入っていれば 、思い付いたことは新しい項目を立ててただ書くだけです 。新規ファイルを作る必要もなければ保存先を決める必要もありません 。タイトルをつける必要も保存場所を気にする必要もありません 。どこから書き始めるか迷うこともありません 。ただ書いて 、後から適切な場所に動かせばいいのです 。全体を俯瞰して 「適切な場所 」を見つけ出して移動する 。これこそアウトライナ ーが最も得意とする作業です 。

ごもっともですが中々思うように行きません。何となく広い海の中に放り込まれたような恐怖感を感じてしまうのです。アウトライナーにはファイルという概念がなくて無限の空間だ。

◇・「アウトラインは複数の文章の集合体である 」という思想を極限まで推し進めたのが W o r k F l o w yです 。 W o r k F l o w yは 「ひとつアカウントにはひとつのアウトラインしか作れない 」仕様になっています 。本当にファイルの概念を捨ててしまったわけです 。当然 W o r k F l o w yの中ではフォ ーカス( Z o o m )機能 が重要な役割を果たしています 。

やっぱり広すぎる。どうやって管理するのだろう。ただの倉庫にはならないのだろうか。

◇・完成品を保管し活用するためにはファイル単位 、あるいは E v e r n o t eのような 「ノ ート 」単位の管理ができるものの方が都合がいいでしょう 。 ・だがE v e r n o t eのノ ートはファイルに縛られている。

ここは重要だなぁ。データの保管場所と復元方法、これがわかっていないと根本が崩れてしまう。

◇・ミッション ・ステ ートメントを書くというのは 「文章 」を書く作業なのです 。しかも自分を動かしてしまうほどに強力な 「文章 」を書く作業 。これはちょっと考えるよりずっと難しいこと。

理解不可能、深すぎる、難しい。

◇・パソコンを使い始めてからのほとんどの期間 、私は M a cユ ーザ ーでした 。・ E v e r n o t eアンバサダ ー・現実世界で細かい記憶のピースを有効に利用するためには、何らかのロジックまたはレトリックの中にそのピースを組み込み、位置づける必要がある。どれだけ検索が優れていても、それだけでは不足なのだ。 そして「ロジックやレトリックの中にピースを位置づける」作業こそ、アウトライナーが最も得意とする作業だ。・発想は四方八方に広がっていくものです 。それを空間的に捉えることは 、アウトライナ ーが苦手とすることのひとつです 。アウトラインは 、基本的には上から下に流れていくものだからです 。
◇・ 「空間配置 」が可能な発想法を安易に使うと 、その部分が抜け落ちてしまいがちです 。その結果 、いざ文章化する段階になってうまくつながらずに苦しんだり 、単に項目が羅列されただけになってしまうことがあります 。 ・アウトラインをキ ーワ ードの羅列にしないということです 。つまりアウトライン項目は文章 、または少なくともその断片にするということです 。 ・フロ ーから発想をからめ取るようなイメ ージです 。そうしてからめ取った発想を操作し 、組み立てて行くことが 、文章を書くそして考える作業としてのアウトライン ・プロセッシングの本質だと考えています 。

ますます深い。。。

◇・アウトラインは常に 「仮のもの 」です 。アウトプットとは 、仮のアウトラインのある瞬間のスナップ。

やっぱり経験不足だ。いつになったら使えるようになるのだろう。アウトライナーを使い熟している人は尊敬してしまいます。
もう一度この本を読み直そう。

See you tomorrow!

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