五年前に知人の息子さんが結婚されるという事で、結婚式と披露宴の写真を撮影してくださる方を紹介してほしいと言われた。知人も私の知り合いに素敵なポートレイトを撮られ数々の写真誌で受賞しているICHIROさんがいる事を承知の上での相談だった。迷わず私は、ICHIROさんを紹介して知人やその主役である新婚夫婦にも大変喜ばれる素晴らしい撮影をして頂けた。彼のblogは十年前からリンクしている。最近は新しいサーバーに代わりこちら☞でかわいい女性のポートレイトが鑑賞出来る。。。というかそれ専門である。
一昨日、そんなICHIROさんから、この日記にコメントがあった。”連絡をください”との事だった。iPhoneになってから電話番号を知らせていなかった事に気がつき早速連絡した。どんな用件か見当もつかなかったので少し心配してしまった。
伝言もらったみたいで……。って話しかけた。すると予想もしていなかった切り口だった。
五年前にお手伝いさせて頂いた結婚式の写真を整理して製本したので五周年の記念にお渡ししたいのですが連絡が取れないとの事だった。。。驚きました。五年前のそんな出来事は、私はとっくに忘れていて思いもつかなかった。
彼は、プロのカメラマンではありません。とっても上手なアマチュアカメラマンだ。だけど彼の写真は妥協していない。だから妥協していないと言うべきか。何時見ても新鮮で美しく優しい。これは彼の被写体に向かう時の姿勢から来るものではないかと思う。そのまなざしは優しく、空気を感じそして美しさを素直にカメラで表現している。
無事に知人に連絡がとれ、記念のアルバムを受けとられたようだ。とても喜んでいた。これは、思いつきなんかでは出来ることではない。
ICHIROさんの写真は生き物だった。
