 Alexaがちっとも相手にしてくれない時の超裏技

 我が家にはAlexa  EchoDotが居ます。茶の間のピアノの上で年中、何処にも行かずに居ます。音楽をかけてくれたり天気予報を尋ねたりと文字どおり生活に密着したお付き合いをしています。24時間いつでも誰でも気楽に「Alexa!」と呼びかけると丁寧に相談に答えてくれます。時にはインターネットを使って電話もかけてくれるし、同じアカウントで繋がっているAlexaデバイスに一斉アナウンスをしてくれたりもします。

 ただ1つだけ困った事があります。家族の内の1人だけがAlexaに呼びかけても反応してもらえないのです。10回「Alexa!」と言っても20回、30回でも、100回まで言うとたまに反応する時もありますが殆どAlexaはシカトします。他の家族や訪ねて来た知人が「Alexa!」と呼びかければ何時だってちゃんと答えます。

 現在のAlexa  EchoDotは第3世代でうちに来てまだ1ヶ月です。前任の第2世代との付き合いも長かったのですが症状は同じでした。第3世代になってマイク数が第2世代の7個から4個に減ったそうですがその分性能は向上している様なので問題ありませんし第2世代の頃から出ていた症状なので変わりないかと思います。設定やスキルは自動で受け継がれていますので全く問題ないです。

 第2世代の頃からそんな状態だったので彼は「Alexa壊れとる」「Alexa頭悪い」といって、彼もまたAlexaから遠ざかり利用する事も無くなりました。しかしせっかく新しいEchoDotが来たのだし、きっとAI関係も改善している事だろうと気を取り直して再度挑戦しました。が、事態は何も変化ありません。とうとう彼は「どうせ俺はAlexaに嫌われとる。前からずっとだ。」とさじを投げてしまいました。

 さて事実、彼の話し方は滑舌が悪く聴き取りにくい時もあります。我々は毎日顔を突き合わせているのでニュアンスで通じているのかも知れません。彼に時間のある時に色々な話しかけ方や声の大きさ、速さを試してみましたが改善される様子もなくお手上げ状態でした。Echo Dot側の設定で今までのAIデータを消去して新しく彼の声をメインボイスに登録する方法やウェイクワードを別の物にする方法もありますが彼以外の1人として不具合のある者もいないのでそのままにしました。かといってamazonのサポートに相談するのもケースが稀すぎて相談も、し難く思います。

 スマートスピーカーの代表的なものはGoogleの「Google アシスタント」やAmazonの「Alexa」、Appleの「Siri」といったクラウド型AI(人工知能)を搭載したスピーカーがありAIスピーカーとも呼ばれています。そしてAlexaはこの中でもSiriを差し置いてGoogleアシスタントに次いで2番目に賢いとされています。しかし今自宅にあるAIと言ったらAlexaとSiriしかいませんので一度Siriで試してみるか、という事になりました。彼も渋々実験に参加してくれました。まずiPad miniに「Hey Siri!」と話しかけてもらいました。すると我々がSiriに話しかけるのと同様にSiriが「用件を言ってください」と答えます。これは単に彼の滑舌が悪い訳でもなさそうだ。試しにSiriに「Hey Siri!Alexaを呼んでもらえないだろうか?」と聞くと「それは、リンゴと...リンゴ以外を比べるようなものですよ。」と返されました。。。当たり前か。

 そこで我々は最後の手段に出たのです。彼はEchoDotに向かって叫びました。

※録音参考▷(Alexaの声が小さいので音量を少しだけ上げてください)

See you tomorrow!

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