さて思ったとおり気持ちの良いタッチです。この"片手キーボードPRO”はiPadのためにあるんだと確信しました。どうして今まで知らずに来てしまったのだろう。
まずそのデザインから美しくフリックして文章を書きたくさせてくれます。最近は音声入力することが多いのですが自分なりにカスタマイズしたキーボードが使いたくてあえてフリック入力しています。iPhoneでも感心したのですが画面が大きくなってますます使い勝手がよく感じます。やはり標準キーボードでは味わうことのできない醍醐味を感じます。
あらためて気に入ったところを列挙します。
1.キーボードの位置・サイズが自由に変えられる
2.サブキーボードもう一つのキーボードを設定して文字・記号を30登録出来そのキーボードから入力出来る
3.カーソルバーで左右タップで1文字分ずつ移動また左右スワイプで自由に移動出来る
4.削除キーを左にフリックで一行文頭まで削除出来る
5.改行キーを上フリックでコピーした文章をペースト(貼付け)出来る
6.( )を入力した時(と)の間にカーソルが入る
7.キーボードの配色を自由に設定できる
などなど優れた機能満載です。もともとiPad Proにフリック入力が無かったために重宝される事となったらしい"片手キーボードPRO”ですが機能の中に3Dフリックなる項目があるもののiPadは3Dタッチが出来ない。出来ないとなると気になる。
”3Dフリック
「3D Touch」対応デバイスではフリック中に画面を「プッシュ」して、濁点文字(が、ざ)や促音文字(っ)等を1アクションで入力できます。
空白キー(変換区切り/次候補)の連続入力や、アルファベットの大文字入力も可能です。”
まあこんなもんですね。iPhone8で試してみましたがどうしてもiPadに欲しいとも思えません。我慢できる範囲です。
「独り言」
こうして見てみるとキーボードの件だけでもAppleの2つの問題が見えてきます。なぜAppleはiPad proにフリックキーボードを採用しないのか?なぜAppleはiPhoneXRに3Dタッチを積まないのか?前者は単にSmart Keyboard が売りたかったのか後者はコストの問題なのか利用者がいないためなのか。ジョブス氏のいなくなったApple製品に戻って来て抱いた不信感です。この”片手キーボードpro”もApple pencilがあればiPadで3Dフリックが出来るのだろうか?と妄想してしまいます。思えば2007年の基調講演でジョブス氏が「誰がスタイラスなんか欲しがるんだ!?」と発言したのを思い出す今日この頃です。Appleはどこへいくんだろう?