 Apple pencilにiPad miniを占拠されたLogicool Crayonの行方

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 iPad(6th)にMagic Mouseが繋がったのでApple pencilが不要になってiPad miniに与えられた。そこで今度はiPad miniで今まで使っていたLogicool Crayonが要らなくなった。しかし、いざiPad(6th)にマウスを接続しても現在のサポート状態では不十分でMacのような表面ジェスチャー操作も出来ず画面を指でタップした方が速い。時期OS14では改善されて本来のMagic Mouseの機能が使えるようになるそうだが当面の操作には以前のように指ないしはペンが必要になった。実際、iPad(6th)をマウスで操作するにはキーボードから指を離しマウスまで手を移動して、なおかつクリックもしなければならない。スクロールも同じ操作が必要でこれではキーボードに依存するか指で直接操作する方がマシだ。
 そういった状況なので仕事にあぶれているLogicool Crayonにおはこがまわってきた。久しぶりに充電されて命を吹き返したLogicool Crayonはやる気満々だ。とりたてて絵を描いたり文字を書くわけではなくただクリックしたりスクロールするだけだがiPadの本来の姿に戻ったようで使いやすかった。特にペアリングも必要ないのですぐ使えて気軽だ。OSのバージョンアップでマウスの操作機能が改善するまで少しの間Logicool Crayonが活躍するものと思われる。

Logicool Crayonについて

Logicool Crayonとは
iPadに対応したデジタルペンシル
Apple Pencilより安価にペンシルが使える
筆圧検知機能はない
Logicool Crayonの外観
Apple Pencilと比較

長さ 重さ
Apple pencil 175.7×8.9mm 20.7g
Logicool Crayon 163×12×8mm 20g

Apple Pencilと異なり平たい楕円形で転がりにくい
充電とバッテリー
Lightningケーブルをペン尻に刺して充電する
バッテリーの状態をLEDの色で確認出来る
- 残量10%以上:緑色点灯
- 残量10%未満:赤色点灯
- 残量 5%未満:赤色点滅

バッテリー駆動時間は約7時間
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ペン先
Apple Pencilと同じものが使える
予備替え芯なし
替え芯はここで→替え芯
ペーパーライクなフィルムなしでも紙に書いているような感覚が得られる。
ペアリング
iPadとの特別なペアリング設定は無く電源ボタンを長押しすれば直ぐに使える。
複数のiPadと共有出来る。ただしApple PencilとペアリングされたiPadには反応しない。
筆圧検知
傾き検知は機能するが筆圧検知には対応していない。絵を描くには表現力が乏しいが文字や図形を書くには一定の圧力で書けるので適している。
レイテンシ
レイテンシ(追従速度)はApple Pencilとほぼ同じ。
持ちやすさ
Apple Pencilは丸くて滑りやすいがLogicool Crayonは平たく少しざらついたアルミなので持ちやすく転がりにくい。Apple pencilとの重さの違いは0.7gだが形状のせいか、もっと軽く感じる。
まとめ
 iPadでマウスが操作出来るようになるという事はユーザーの長い間の夢だった。それが実現出来たことの功績は大きいしiPadMacに近づいたと言える。しかし現状のマウスはアクセシビリティ機能の一環の1つに留まっているためMagic MouseのMagicが無いただのマウスになっている。この状態ではいくらスタンドに立てかけたiPadでもペンを使った方が操作しやすい。高度なイラストなどに使用するのならApple pencilが必須になると思うが手書きのメモや図などの簡単な用途ならLogicool Crayonが使いやすい。独特の形状も丸いよりも安定するしデスクの上で転がる事も無い。何より充電とペアリングのしやすさが評価出来る。外観だが今はグレイのクールなタイプも選べるそうなので選択の幅も広がっている。
See you tomorrow!

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