きみはRollbahnを滑走して何処へ旅立つ? [DELFONICS][ロルバーン]
ロルバーンはTextwellによく似ています。片やアナログのノートでTextwellはデジタルのエディタなのにです。Textwellは1枚の紙です。書いては消しまた新しく書く。これがTextwellの理念です。 この潔い考え方が好きでTextwellを使っています。もう一方のロルバーンは表裏を厚紙で覆われリングでシッカリと整えられたノートです。しかしロルバーンの基本は5mm方眼のクリーム色の用紙に施されたミシン目にあります。さっとメモしてミシン目に沿って切り離し人に伝えたり付箋の様に使うのが本来の使い方だったようです。しかし元々、表紙がバタ臭くてオシャレな事と発売元のDELFONICSという名前とRollbahnのネーミングの西洋っぽさに加えてデルフォニックス社などから提供される個性豊かなイラスト入りの製品のためにコレクションするマニアまで産むほどの立派なノートとなっています。俗に言われるロルバーン沼ですがそれには流石にハマってはいませんが購入するノートやメモはロルバーンが多いです。
ロルバーンの良さ
1.仕様
ロルバーンにはいろいろなサイズや表紙のデザインや色そしてダイアリー、ランドスケープなどのモデルがあります。どのタイプも5mm方眼のクリーム色の用紙が採用されそのリング側にはミシン目があります。メモの表と裏には厚い用紙が使われていて手に持ってメモする時には支えになって書きやすい仕様になっています。また表紙と用紙の角が丸くカットされていて紙の損傷を防いでいます。メモの端に用意されたゴムバンドでカバンの中で乱れたりしません。付属の5枚程度のクリアポケットもチケットやレシートなどの保管に便利です。
2.価格
上記の様な使いやすさを追求した構造なのに価格は¥300〜¥1500程度(限定品は除く)とお値打ちな値段です。この安さのおかげで本来のメモ帳として利用する者にとっては非常にコスパが高く見栄えもおしゃれで人気があります。
3.紙質
三菱鉛筆のボールペンにジェットストリームエッジ0.28という極細ペンがあってそのペンでロルバーンに書いた時にはカスレや引っ掛かりがあって失望しノートを変更しようと思いましたがどうやらボールペン側の仕様で使い方にコツがある様なのでそんな使いにくいボールペンはさっさと辞めてロルバーンをとりました。ロルバーンの紙質は値段なりかそれ以上の性質で素晴らしいと思います。それ以上の品質を求めるならばライフノーブルノートやツバメSECTIONノートなどの1枚単価がロルバーンの3倍もする紙のノートが必要になります。こういった高価な紙を使ったノートはメモ書きに使うのは勿体無いので長く保存する記録や日記などに万年筆を使って書いておきたい。現在ロルバーンの紙にベストなペンとしてはPILOTのジュースアップ0.4とカクノ万年筆のEF極細を使っています。
4.リング
ロルバーンノートにはどのタイプにも採用されているリングタイプですが一長一短あってノートを両開きにするにも片開きでも平らな状態に出来ます。この状態は用紙がバタつかずに安定しているので書きやすい。しかしロルバーンのノートの中でも小さめのサイズ、Mサイズ以下のノートで書くとリングが邪魔に感じる事もあります。そんな時にはノートの向きを変えてリングを上にしたり左右を変更して書くと書きやすくなります。またリングの間にペンを収納する事も出来るので携行する時には便利です。
5.しおり
ロルバーンノートにはしおりはありません。クリップなどを別途揃える必要があります。それでもクリップを刺したまま書くとその厚みの分、用紙が浮いた状態になるので書きにくいため使ったページの部分まで角をカットして目安にしています。思い切って表紙もカットするので一発で新規ページが開けます。モレスキンではできない荒技です。
まとめ
ロルバーンノートの人気が高く愛好者が多いのはメーカー側もサービス面や価格面で我々ユーザーに還元しやすいこともあると思うので心強いです。使い方については1枚のメモとして気軽に使うのも良いし記念や思い出のロルバーンとしてコレクションするのも自由だと思います。保存するにもおしゃれに整理できます。
See you tomorrow!
Sizerange from DELFONICS WEB SHOP on Vimeo.