ノートの紙にツバメノートのフールス紙を選んだ
はじめに
ノートといっても現実のボールペンなどで書ける紙のノートの事だ。普段はロルバーンのノート(メモ)を使っていてほとんどはボールペンで記入している。ロルバーンの紙はどのサイズのノートでも薄いクリーム色で5mmの方眼タイプになっている。このクリーム色にボールペンの青色が映えて美しい。そもそもクリーム色はノートを開いた時に目に優しい気がするし青色のペンで書くと青色自体も緑色よりな色になってなおさら見やすくなる。 問題は新しくボールペンを購入した事から始まった。三菱鉛筆からジェットストリームシリーズのボールペンのラインアップにジェットストリーム エッジという油性ボールペンで世界初の芯径極細0.28mmが加わったのだ。昨年末に発売されると同時に即完売し手に入り難い商品となりamazonでも¥1,000の定価の商品が2倍の売値で取引されている人気商品だ。とは言えこれだけの人気商品なら試してみたくもなる。 近くの文具店で探してみたが替え芯は在庫にあったが肝心のボールペンは影も形も無かったし入荷の予定もないという事だった。仕方ないので¥1,500の値札のついた商品をamazonに注文した。不思議な事に翌々日にはジェットストリームエッジが届いた。どうやら転売屋がため込んでいるらしい。2日とはいえかなり期待して待ち焦がれていたので震える指で開封して書いてみた。特別な紙も無いのでいつものロルバーンのノートに試し書きしてみた。。。。。細いには細いのだけれど、カスレて書けない。ペンを直角に立てて図面でも書くようにするとやや良くなる。。。。。デフォルトでは黒インクの芯なのでいつも使っている青色の替え芯(替え芯が1本¥200もする)に替えてみたが変化はなかった。よってAmazonの商品レビューも星ひとつになった。
ジェットストリーム エッジのためにブロックメモ[RHODIA]を試す - tomi_kun’s diary
そのあとロルバーンのノートにはカクノ万年筆を使うようになった。これも一般的な太さのニブF(細字)ではにじんで思うように書けないので極細EFタイプに替えてようやく使えるようになった。本当はこの時点でのベストはPILOTのジュースアップ0.4mmだったのだが妙に万年筆が気に入ってしまっていた。そしてカクノ万年筆を使ううちにこの小学生向きに作られた万年筆ではなく大人の万年筆で書いてみたくなった。 こういった経緯があって現在はPILOTのカスタム74という大人の入門用の万年筆を使おうとしている。正直いって書き心地は万年筆らしくヌルヌル、スルスル、シャッシャッといった感じで大変満足している。カクノ同様インクフローも十分でカスレもない。あえて言うならにじみが気になるくらいだ。ロルバーンにはカクノの極細がピッタリでペン自体も安価でメモ帳には持って来いだと思う。だがカスタム74はどうする?書き心地は良いのだけれど活躍する場がなくては勿体無い。と言う事でまたまたノート選びが始まった訳だ。厳密に言うとノートに使う紙選びだ。 前回のジェットストリームエッジの時に紙について調べたのでだいたいは候補は考えていた。がノートも店で試し書きするわけにもいかないのでネットの情報を頼りに決めるしかない。候補に上がったのはほぼ日手帳のトモエリバー、ロディア、ミドリMDあたりがコスパも考えると適当かと思った。しかしノートについて調べていた時に聴き慣れないノートがあった。ツバメノートという国産のノートだ。
ツバメノートとは
ツバメノートとは、ツバメノート株式会社が生産・販売しているノートで、日本のクラシックノート。日本国内のノートの利用者数が、コクヨの商品であるキャンパスノートに次いで二番目に多く[要出典]、日本を代表するノートである。また海外でも認められており、パリ、ロンドン、ニューヨークといった海外のショップでも販売されるという wikipedia
Wikipediaによると日本でもポピュラーなノートのようだが個人的には聞いたことも見たことも無い。独自のツバメ中性紙フールス紙を使っているようだ。フールス紙とは印刷のためではなく書くために作られた品質の高い紙で一般によいとされている上質紙よりもひと工程多く丁寧に漉いて作られているようだ。ツバメノートはこのフールス紙を更に特別に漉いた筆記特性に優れた紙で歴史も長く大学ノートの代表的な存在で海外でも評判が良いようだ。ここまで聞いては使ってみるしかないのでまたamazonでポチッとした。万年筆とインクは揃ったが書くための紙待ちで届いたのは3日ほど経った頃だった。またamazonの封を切ってノートを取り出した。現在、万年筆に充填してあるインクのダークブルーと同じ色の表紙で糸綴じ製本され背を引き締めるのが糸が粗めに織られたグレイの寒冷紗だ。
本来は人目につかない使われ方をするが敢えて見せた粋なデザインだ。ノートを開いてみるとロルバーンのクリーム色よりももっとうすい上品なフールス紙が表れる。書くのが勿体無いと思うくらいに美しい。表紙もノート紙も美しく海外でも人気がある事にうなずける。5mmの方眼の色もうすく、書くのに邪魔になる事はない。さっそく万年筆で書いてみるとその滑らかさに正にスラスラとペンが進んで行く。ストレスは全くなく筆圧は不要で紙の上をペン先が滑っていくようだ。インクも自然にフールス紙に馴染み気持ちよく吸われていく、が滲むこともなくペン先の形状を保ったままで綺麗な線を描いていく。かと言って裏を見てみても裏映りは全く無い。完璧な紙だ。
ブランド | ツバメノート |
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材質 | クリームフールス紙 |
表紙 | ハンマートーン藍 |
内容 | 5mm方眼32枚 |
サイズ | B5 |
参考価格 | ¥451 |
まとめ
今回のツバメノートの選択は大正解だった。ノート紙の優等生であるトモエリバーを試した時にはガッカリしたがツバメノートは期待を裏切らなかった。紙の厚さ、色、滑らかさなどどれをとっても妥協のない作りがされている。これが1枚14円近くする紙の実力だ。万年筆を使って書くノートには最適だと思う。ちなみにモレスキンが1枚27円弱なので機会があったら是非試してみたい。
See you tomorrow!