 かつては憧れたMacの日本語入力”かわせみ2”を無料で試用する

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 Macの日本語入力はMac標準の日本語IMを使うと決めたのですが唯一Macのユーザ辞書が共有出来るかわせみ2を使ってみたくなりました。かわせみ2を提供する物書堂のサイトhttps://www.monokakido.jp/ja/mac/kawasemi2/ で無料体験版をダウンロードして30日間試用出来るというので使ってみました。かわせみは2009年に発売されており当時からATOKと並んでMacに導入出来るIM(インプットメソッド)の代表的な1つでした。その頃にもUIがおしゃれで憧れていたアプリケーションでもありました。今回試してみたかったのはMacのユーザ辞書の取り込みと共有の状態が知りたかった訳です。
 かわせみ2は軽量なソフトで古いMacにもストレスなくインストール出来ました。問題はユーザ辞書の共有設定ですがiCloud設定をオンにして辞書管理ツールの辞書一覧で確認しても全く同期しないので1番簡単なMacらしい方法で取りあえず辞書登録はしました。

ユーザ辞書をむりやり”かわせみ2”の辞書に突っ込む

 Macのシステム環境設定のキーボードにあるユーザ辞書を⌘Aしそのままドラッグしてデスクトップに置いてそれをまたドラッグしてかわせみの辞書の上にペーストしたら移植が完了しました。いくつかの単語で試してみて確認できました。意外なほど簡単でしたが今後の更新については課題が残ります。と言うのはかわせみ側の辞書はMac側の辞書を参考にするが両方向で同期するのかどうかが問題です。Google日本語入力のように一時的にMacの辞書のコピーを登録しただけでは今後の登録は別々にする必要があります。これではやはり使い物になりません。ただかわせみには辞書登録するためのショートカットキーがあって”⌃+⇧+N”でユーザ辞書登録ウィンドウが表れ登録が可能です。※Macのかわせみ側で単語登録しても標準辞書には同期されなかったのは設定ミスなのか?
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 設定もシンプルなもので試しにキーボードを使って書いてみます。入力方法の設定に句読点変換と指定変換がありますが任意の位置でスペースバーで変換する指定変換にしました。はじめはただひたすらひらがなを打ち続けて行くばかりで途中でスペースキーを押して変換します。何度か繰り返すうちにかわせみが記憶した単語については変換候補が表示されるようになり日本語入力ソフトらしくなって来ました。その度に単語登録して辞書を教育する必要がありそうです。 f:id:tomi_kun:20200821233320j:plain
 まだ1日使っただけですが自分には向いていないような気がします。考えてみると現在に至るまで日本語入力についてあまり拘りを持たずに来てしまったため2015年から搭載されていたライブ変換も使わずに昔ながらのことえり状態でMac日本語IMを使って来てしまったようです。それが昨年のiPadOS13.4のライブ変換入力の機能を知りMacでも採用することにした訳です。結局、キーボードによる日本語入力は慣れ親しんだ方法が無難で実際の作業の効率化には最適だろうと思います。少なくとも2009年から現在まで使い続けてきたmac日本語IM(旧ことえり)とユーザ辞書の組み合わせが自分にとっては最強で楽な組み合わせだという結論に達しました。あと20歳くらい前だったらかわせみ2をゆっくり育てていたかも知れません。
See you tomorrow!

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