 はじめてのモレスキン手帳 ポケットに何を書く  

f:id:tomi_kun:20210128200416j:plain
 ここに一冊の手帳がある。サイズが9×14cmと文庫本よりもやや小さい。ページ数が192という事は1ページあたり約10円の手帳だ。モレスキンの手帳といえば知らない人がいないくらい有名で人気の高い商品だ。伝説のノートとも呼ばれ、かつてピカソゴッホが愛したノートの復刻として有名だが、こんな高価な手帳を使うのは初めてだ。モレスキンという名前を聞くたびに気にはなっていた。どんな手帳だろうか、何か素晴らしい機能があるのだろうか、とか興味はあった。しかし同じようなサイズの手帳ならもっと安価で使いやすそうな手帳がいくらでもある。逆にどんなところに魅力があるのか教えて欲しいくらいだった。
 今年から、ほぼ日手帳を使い始めた。これも今年が初めての事でとても気に入っている。ほぼ日手帳モレスキン同様、高価ではあるけれどこちらはダイアリーなのでただのノートとは違う。去年に使っていたロルバーンのダイアリーでも同じくらいの価格だったのでそんなものかと納得している。ほぼ日手帳はダイアリーなので普段使いの手帳が欲しかった。
 先日、銀行員が家を訪れた時に持っていた手帳が気になった。黒い表紙の丁度モレスキンのポケットと同じくらいの大きさの手帳だった。自然に内ポケットから取り出したのだけれど随分と使い込まれていて表紙も丸めたように湾曲していた。思わず「1月なのに随分と年季の入った手帳ですね?」と尋ねてしまうくらい素敵にエイジングされていた。ただの4月始まりの職場で支給された手帳だったのだが。それくらい格好良かった。銀行の手続きはタブレット端末で処理するが予定や約束はアナログの手帳だった。それを見てそういうタイプの手帳が欲しくなった。そうなるとモレスキンのポケットで、表紙が湾曲するにはソフトタイプしかない。それでその手帳がここにある。単純だ。

 文房具店で選んで、ウチに帰って初めてのモレスキンとのご対面だ。ただのノート手帳だから何もない。5mm方眼でしおりが一本、裏表紙に拡張ポケットとゴムバンド、糸綴じ製本なので思ったよりも開きやすい。5mm方眼はツバメノートやロルバーンでお馴染みのサイズで安心する。ほぼ日手帳の3.5mm方眼は使い方に迷う大きさだ。まぁごく普通のノート手帳だ。万年筆で書いてみたが裏抜けで評判の悪いモレスキンの紙だがそれほどでもない。驚くほど滑らかでもないが色彩雫のMニブでかいても滲みもしないし弾きもしない普通の紙だ。ほぼ日手帳トモエリバー色彩雫の「松露」で書いている。しかし「松露」独特の色の変化による緑色が出なくて悩んでいるがモレスキンでは素直な良い緑色が出る。「紺碧」の青も綺麗に出る。この点ではツバメノートやロディアと同等の発色でトモエリバーよりも優れている。こんな感想だ。取り立てて大絶賛する程の紙ではない。
 さて思い切って憧れのモレスキンを買ったが1ページ10円の紙に何を書こう。そうやって考えてみるとほぼ日手帳は楽だ。毎日、日記を書けばいいだけだ。モレスキンかぁ。。。せっかくだから方針を良く考えよう。なんて言っていると使えなくなっちゃうので気楽にメモしよう。期限のないノートだから何年でも使えるw
See you tomorrow!

 

follow us in feedly