幸楽苑


先日 幸楽苑でラーメンを食べてきたのですがたまたま半額サービス中でした 基本の中華そばが290円ですから半額の145円です
ラーメンに出費できる金額というと500円位が限界かなと思っていますので候補に上がるのが幸楽苑スガキヤですかね
スガキヤは個人的にかつおだしが強すぎるのと麺が柔らかいので不得意ですが幸楽苑は合格点ですね しかしそれにしてもどうやったら半額で提供できるのか不思議で仕方ありません たとえ6日間の限定としても人件費はどうするんでしょうか?もともとラーメンは利益率が高いと言われていますがそれも材料代に関してのことだと思うんですが・・・美味しくいただきながらもそんな心配もさせられました

いま世間ではデフレスパイラルっていわれているわけで物を安くしないと売れない 安くするには生産コストを下げるために給料を下げる 給料が下がればまた物が買えない この繰り返しは全くの負スパイラルで止めどなく奈落の底へ落ちていく ん〜〜〜む 昨日もユニクロで創業60年記念セールに長蛇の列だったそうで一見景気の良さそうな光景に見えないこともありませんが・・・

トヨタカローラという車がありましてこちらは誕生40年でしたか 当時の大卒の初任給が2万円でカローラが43万円 現在大卒の初任給が20万円でカローラアクシオで200万円位ですから決して高くはない 海外ではもっと安値で売られているのにそれでも売れない 仕事がない

ここでやっと言いたかった本題に入ります 雇用調整助成金 なんでこんなモンがあるのでしょうか?こんなもんに頼ってる経営者は恥ずかしくないのだろうか さっさと社長を辞めるか会社をたたんで欲しい 公務員も批判されるところも多々ありますが雇用調整助成金制度こそ資本主義を根本から崩す諸悪の根源だと思います 今現在雇用調整助成金の申請者は250万人を超えてると思われます
雇用調整助成金は業績の悪化した企業が休職中の労働者に出す休業手当の一部を政府が補助する制度で小泉政権で廃止の方向が打ち出され昨年初めには支給対象者は1500人程度に減っていました ところが昨年12月に支給条件が大幅に緩和され事実上すべての休職者に支給できるようになったため申請が激増し1年あまりで1500倍以上に増えてしまいました

小泉さんがこの制度の運用を厳格化したのは業績の悪化した企業がリストラしないで問題を先送りする誘因になっていたためです ところが喉元過ぎればなんとやらで経営者も厚生労働省もその教訓を忘れて昔の温情主義に戻り同じ失敗を繰り返そうとしています

今失業率が5.4%程度だと思いますが先ほどの雇用調整助成金申請者250万人を加算すると「実質失業率」は8.8%になります いわば3.4%の「隠れ失業者」がいるわけです 残酷な表現をすれば雇用調整助成金によって休業手当を支給されている社内失業者は「人的不良資産」です これを清算し労働者を衰退産業から福祉・医療など人手不足の部門に転換しないと過剰雇用を抱えたままの企業の業績はますます悪化しそれによって社内失業も増える・・・という90年代と同じ悪循環が発生します 国にも責任がありますが経営者も考え方を変えなければ解決しないのです 雇用調整助成金は1年以内に打ち切り職業訓練資金として個人に支給する制度に転換すべきだと思います

まぁ僕の時代は終わったんですが30代40代の経営者諸君は大変だとつくづく思う今日この頃であります
誰もあなたの替わりはいません すべてが自己責任です 自分で責任とれなきゃ経営者なんてやっちゃぁいけねえよ(笑)

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