※テキストのドラッグ&ドロップ
2010年頃iPhoneのエディタとして登場して活躍したらしいDraftPadというアプリがある。2014年には開発を終了しApp Storeから消えたらしい。どうやら何時も使っているTextwellの前身だと言う事だ。そのDraftPadが昨年、復活していて今回のiOS13アップデートでますます磨きがかかったと言う噂を聞いたので使ってみた。 2010年というと“はてなダイアリー”でせっせと日記を書いていた頃でもちろんはてなダイアリーアプリに直接テキストを書いていた。下書きも何もない、ぶっつけ本番のブログだった。そのため誤って公開ボタンをクリックしてしまう事も多々あった。“はてなブログ”で6年ぶりにブログを再開するにあたってキチンと下書きを書いて、手直しして清書するようになった。その下書きのエディタを何にするかを随分迷った。標準メモアプリ、Simplenote、Evernoteなどを試したが要らない機能があり過ぎるのと重いので決まらずにいた。Macでむかし使っていたWriteRoomのようなUIが好きでSimplenoteは近いものがあったが所々にWindowsの匂いがして辞めた。その頃も評判の高かったTextwellというアプリは有料だったが試してみる価値がありそうなのでインストールして現在まで使い続けている。 さてDraftPadを使ってみて、あまりのシンプルさに驚いた。画面にあるのは時計アイコンの履歴と共有シートのみである。32ビット時代のDraftPadのアシスト機能も省かれiCloud同期もなくモードも白のみと言う徹底した簡素化だ。当然Textwell同様に保存機能もない。 考えてみるとTextwellを毎日使っているがその豊富な機能を活用しているとは言い難くアクションの内でも頻繁に使うのは4つか5つだ。更に今回のiOS13になって共有シートのショートカットの充実、テキスト編集の各種ジェスチャーの改善を思うと新しいDraftPadの仕様でも十分ではないかと思う。最近Textwellで書くのも少々飽きてきたので新鮮な気分でDraftPadを使ってみようかと思っている。
開発者の説明
”iOS の標準的な仕組みを使った新しい機能
・拡張アクションや共有機能を提供するアクティビティシート
・3D Touch を使ったホーム画面からのクイックアクション
・3D Touch タッチを使ったヒストリー一覧からのPeek とPop
取り除かれた機能
・アシスト機能
・テーマ切り替え
・URL スキームによるデータ受け取り
アシスト機能を楽しんでいた方には申し訳ありませんが、もう使えません。しかしそれは、DraftPad をシンプルに、最新に、そして無料に保つためなのです。”
本質的には32ビットユーザーの貴重なデータを守るためのアップデートだったようだが新参者でも拒まれる事は無さそうなので仲間に入りたいと思う。
※DraftPadから共有シートを使って標準メモアプリへ保存が出来ますが逆に標準メモアプリからDraftPadへは新たにショートカットを入手すると便利です。Textwellのアクションでお世話になっているW&R:Jazzと読書の日々さんのブログから入手しました。https://workflow.is/workflows/82fd80cfafbe498d9cfaa47e770332fb
(「設定」→「ショートカット」→「信頼されていないショートカットを・・・」をONにする必要あり)
シンプルなエディタに向かうと色んなアイデアが浮かびやすい。ただ目の前には白い紙が有るだけで他に何も考える必要がない。思いついた事を思いついたままに書くだけで良い。まさに下書き(draft)そのものだ。
See you tomorrow!