 買ってもいないのにAirPods Proをレヴューする

 突然ノイキャンのAirPodsが発売された。その名もAirPods Proだ。

新しいAirPods Proの最大の特徴はノイズキャンセリングを搭載した事だろう。

AirPods Proのノイズキャンセリング機能とはAirPods Proのマイクで外の音を拾って、その逆位相の音でノイズを打ち消すアクティブノイズキャンセリング機能の事だ。外向きのマイクが外部の音を検知して、アンチノイズ成分を作ってノイズを打ち消し、内向きのマイクが耳の内側の不要な音を検知して、同じように打ち消してくれる。簡単に言えば内、外部からの雑音を消去して音源だけを確実に再現してくれる機能だ。併せて低音域部分と中音域部分を耳の形に合わせて自動的に調整するアダプティブイコライゼーションも搭載しており精度の高い音質が期待される。AirPods発表時は決まり事のように発売と同時にすぐに在庫切れ、入荷未定状態になっていて相変わらずのAirPods人気が伺える。なので今現在AirPods Proを手にしているのは発売以前から予約していた人たちという事になる。

という訳で手に入れるか否かも、まだ未定なのでAppleの広告を見て空想カタログショッピングの世界に入る。※少し気になる事がある。Appleの広告ではAirPods ProはインイヤーイヤフォンでAirPods2はワイヤレスイヤフォンという表現をしているが私には前者がカナル型イヤフォン、後者はインナーイヤー型イヤフォンだと思うのだが知識不足であるなら反省する。

1.デザイン

まずデザインが洗練されてマイクになる軸の部分が短くなりウドンではなくなり体の一部に引っかかる可能性も減り安定して見える。あきらかにAirPods Proがスマートである。

f:id:tomi_kun:20191031135653j:plain
2.音質とセンサー

ノイズキャンセリング機能とアダプティブイコライゼーションはAirPods2には無いため音質も全く違うだろう。センサーについては殆んど違いがないが感圧センサーが採用された。

※感圧センサーについてはコントロールに記載(AirPods2のようにダブルタップで操作するのではなく軸の部分をつまむ回数によってコントロールする)

 f:id:tomi_kun:20191031134114j:plain

3.チップ

実際に体験しないと分からないがAirPods Pro、AirPods2ともにH1チップで変わりない。

4.コントロール

上でも書いたが感圧センサーによるコントロールが充実している。AirPods Proは”Hey Siri”とシングル、ダブル、トリプル、長押しの軸をつまむ動作でコントロールする。対してAirPods2はダブルタップと”Hey Siri”だけだ。

f:id:tomi_kun:20191031134406j:plain

5.耐汗耐水性能

いわゆる防水機能はAirPods ProとAirPods2ともに無い。AirPods Proの耐汗耐水性能でも水中・水上での使用は認めていないし水没時の保証はない。

6.サイズと重量

サイズはAirPods Proが短くコンパクトになったが重量がAirPods2の30%増しになっているのでこの辺りは気になる。ケースも本体の変更にともないAirPods Proは横長になっている。

f:id:tomi_kun:20191031134600j:plain

f:id:tomi_kun:20191031134628j:plain

7.充電ケース

どちらもQi規格の充電器とLightningコネクタに対応する。

8.バッテリー

AirPods Proはノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを使用した場合1回の充電で再生できる時間がAirPods 2の5時間に対して4.5時間とやや短くなるが殆んど違いはない。

f:id:tomi_kun:20191031134750j:plain

9.通信機能

Bluetooth 5.0で同じ

10.同梱物

カナル型AirPods Proにはシリコーン製イヤーチップが3サイズ付いてくる。

 f:id:tomi_kun:20191031134853j:plain

 まとめ

実際に触った訳ではないのだが魅力的な機能が3つある。

⒈アクティブノイズキャンセリング・外部音取り込みモード・アダプティブイコライゼーションなどの音質関係。カナル型の閉鎖的な状態をコントロールして外部の音を消したり受け入れたり出来る。

AirPodsの軸の部分をつまんでiPhoneの音楽や電話を操作する。ダブルタップするよりも操作が安定しそうだ。

⒊インイヤーのため落ちにくい、AirPods2の「落ちそうな気がする不安」が解消された。

など魅力的ではあるが私と音楽との付き合い方が自由でフランクなのでここまでの機能は手に余るかもしれない。だからもう少しの間はAirPods2と仲良くしようかと思う。しかし、これからAirPodsを使ってみようと思う人には迷う事なくAirPods Proを勧める。

See you tomorrow!

follow us in feedly