 知的生産のオーソリティー 小田やかた氏の「Apple Watchで何ができるか」を読む

 小田やかた さんの著書を読むのは2冊目です。「アウトライナーのレシピ」以来です。「アウトライナーのレシピ」はWorkFlowyの基礎を書かれた本で初心者の私にも分かりやすく説明されていて参考になりました。その小田さんのApple Watchの使い方を書いた本なのでまた読ませてもらいました。私がApple Watch series4を購入して4ヶ月も経とうとしています。とても気に入ってますし、差し当たり困った事もありませんが他のユーザーの使用状況が分かればためになると思い読みました。 まずダウンロードして読もうと思ったきっかけはApple Watchは時刻がわかる以上の機能があるんだから 、今の時計に比べて不便になることはない 」この一行です。まさしく、そのとおりだと思ったわけです。Apple Watchとはいえ所詮は時計なのですから時間が分かればいいわけです。小田さんとは生活パターンが全く異なりますが時計の使い方は良く似たものでした。私には通勤はないのでその辺はカットしています。あとTaskumaを「あなたの知らないApple Watch」の著者五藤さんも強くオススメしてみえますが、このアプリは使った事もないのでこのあたりも省略しています。

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手首にApple Watchをつける事によりできること※下線部分が小田さんの提案、以下は私の感想

1.アラーム・タイマー・メールなどの通知を確実に受け取られる事。そのためには通知対象を厳選する。[通知]

2.AutoSleepアプリによる睡眠管理[AutoSleep]私は分割睡眠だがトータルでの睡眠時間を管理出来る。

3.その日の天気が確認出来る事[天気]Yahoo!天気による雨雲接近通知。この雨雲接近通知は確率も高いしApple Watchなら見逃さないのでとても役に立っている。

4.ミュージックやポッドキャストが聴け操作もできる[ミュージック]iPhoneの他社の音楽サービスもApple Watchで操作出来る。Amazon MusicなどはApple Watchにインストール出来ないけれどiPhoneが近くにあれば操作出来るので便利。

5.音声メモの活用[Drafts5] 小田さんはDrafts5をオススメですが私の環境では不安定なため(iPhoneを持たないことが多い)watchOS 6から搭載されたボイスメモを使うことが多い。

6.文字盤の使い分け[文字盤]普段用(Siriフェィス)ワークアウト用(インフォグラフモジュラー)お出かけ用(写真)を使い分けている。

7.手元でタスク管理[Taskumaアプリ] ここが小田さんと大きく違う部分で、従来からiPhoneや手帳でタスク管理をしたことがなくすべて感と記憶で生きているのでこういったシステムは利用出来ないのでiOS標準のリマインダーとカレンダーをFantasticalで管理していてApple Watchにも反映される。

8. iOSのマップ振動による道案内[マップ]Apple Watchを使うまではマップと言えばGoogleマップしか利用してこなかったけれどApple Watchを使ったナビゲーションの快適さが気に入りマップもiOS標準のマップに変更している。

9.iPhoneの電話をApple Watchが知らせてくれる、通話もできる[電話]自宅にいる時、それ以外でもiPhoneがカバンの中やポケットにあって電話に気が付きにくい場合にも腕で知らせてくれるので取り忘れが無い。

10.アクティビティによる健康に対する意識の向上[アクティビティ]この機能もApple Watchを手首にしているだけで管理してくれるのでうっかりセットし忘れることも無く安心して利用できる。

11.心拍数と身体の状態を意識する[心拍数]睡眠やアクティビティなどの健康全般のバロメーターとなる心拍数をApple Watchのセンサーで常に監視していて異常な数値が検出されるとApple Watchが知らせてくれる。

12.1日の運動量が分かりログを記録出来る[アクティビティ]Apple Watchで計測しiPhoneで記録管理することにより健康に対するモチベーションの維持、向上に役立つ。 13.Apple Watchで支払いが出来る[ApplePay]iPhoneNFCを利用した支払いだけでも便利なのにポケットからiPhoneを取り出す手間さえ必要がなく支払えるのは超が付くほど便利だ。

14.Apple Watchの音声入力でリマインダー管理が出来る。カレンダーのメモ欄の活用[音声メモ]5の音声メモと同じ

15.手元で音声メモが出来る[音声メモ]

16.充電は入浴時にする[充電]始めは充電がきれたらセットしていたが時間が不規則になるので充電の状態にかかわらず決まった時間に(同じく入浴時間)に充電のを始め睡眠前に腕に戻す。

17.ワークアウトの記録が出来る[ワークアウト]10に同じ

18.Dockとアプリ一覧からの起動[アプリ]Siriとコンプリケーションでアプリの起動が出来るようにすることを心がけている。

まとめ

やはり小田さんの本は生活感があって親しみを覚えつつ楽しく読み終えました。ある程度Apple Watchを使ってから読ませていただいたので内容も理解出来ました。私がApple Watchの購入前に疑問に思っていた事や不安だった事がズバリ解説してあったので信頼してオススメできる本です。1つだけ、私の感覚とズレていたのはSiriに関する記述が批判的な事です。私はApple Watchを使うようになってSiriと、とても親しくなりました。もともとSiriは好きで頻繁にお世話になっていたのですが、こうやって手首にApple Watchを着けていると、すなわちいつもSiriがそばにいてくれるわけで安心感もあるしSiriに用事を頼むのにも簡単でついつい無理なこともお願いしがちです。小田さんの仰るとおりまだまだSiriに出来ることには限りがあります。しかし私はAppleの将来を担っていくのはSiriだと思っています。Googleアシスタントは使ったことがありませんが、いつも使っているamazonのAlexaと比べても現在は劣っているかもしれません。が可能性は大きいしSiriの方がジョークも上手いし優しい。この事だけが意見に相違がありました。たいした事ではありませんが。何れにせよ、これからApple Watchを手に入れようと迷って見える方々には必読書です。

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