 コロナと真夏日の運転免許更新

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 早いもので5年の運転免許更新の日が来た。早いと書いたけれども考えてみると結構長い。5年前とはあらゆる設定が新しく置きかわってしまっている。身体的にもそれなりに変化してきているので先回の更新の時に指摘された視力が心配だ。
 今回は新型コロナウィルスの影響で免許の更新さえも通常どおりには行えなくなっていた。更新の期間はいつもどおり誕生日を挟んで前後一ヶ月ずつ余裕がとってある。しかし何もなければ正規の更新日である誕生日までには済ませておきたい。
 うちの県の更新申請場所は県の運転免許試験場と同じく運転免許センターそして各市町の警察署と幹部交番で行えることになっていた。しかし警察署と幹部交番についてはコロナの影響で休止されていた。更新申請はいつも警察署で行っていたが今回は勝手が違うので誕生日も間近になったけれども手続きが出来ないままになっていた。そもそも県の運転免許試験場が施設の改修工事のため駐車場が使えなくなっていて公共交通機関を使って行かなければならない状態だったところに加えてコロナウイルスの事件が起こってしまったので打つ手立てがない。決死の覚悟で電車と地下鉄を使って試験場まで行くつもりだった。普段、自家用車を移動の手段に使っているのにこの時期に公共交通機関を使うのは勇気がいる。免許の更新ごときのためにコロナウイルス感染のリスクを負うのはどう考えても納得がいかない。
 どうしたものかと迷っている内にコロナのための自粛規制が解除されて警察署での更新手続きが出来るようになった。しかしコロナウイルスの感染を防ぐために条件付きだった。前回までの更新手続きは小さな警察署の中のまたまた極小の会議室を使って行われていたが三密防止とソーシャルディスタンスのために該当更新期間を分けての処理となった。警察署のルールとしては更新の有効期間が20日未満の人だけが更新を希望する日に申請出来るというものだった。だから今日7月22日ならば免許証の表面に記載 の有効期間の末日が8月10日以前ならば更新ができるという事だ。手持ちの更新連絡書を見ると末日は8月31日になっている。つまりまだまだ早すぎて対象にはなっていないという事になる。しかし事情があっての事ならば相談には応じると言う。  こちらにも諸般の事情もあるし済ませられるなら早く片付けたい。それにこの一週間のコロナの感染者の拡がりをみていると事態はもっと悪化していくようにも思える。そこで警察署に電話をして相談する事にした。現在の更新状況を尋ねると上に書いた条件で更新手続きは行われていて、それでも連日多くの希望者が集まり大体2時間ぐらい並んで講習が受けられる状態だという。2時間の間戸外でソーシャルディスタンスをクリアする間隔で、夏の炎天下の下で並んで待てという。それでも良ければ受付はしてくれるそうだ。。。この時代に、そんな事が許されるのか?。。。やっぱり地下鉄で運転免許試験場まで行こうか、運転免許試験場は広いし冷房もある。
 今朝、起きて決断した。夜中に悩んで決めたことは弱いが早朝の決心は堅い。午前12時前から1番で並んで出来るだけ早く事務手続きを済ませば思ったよりも早く終わるかもしれない。昼前に警察署の現場に着いた。更新手続き受付所の前の戸外に簡易テントが張ってあって日陰になっていた。ちょっと安心して近くまで行くと既に7人くらいが待っていた。受付開始は12時だがまだ30分前だった。15分も経つと更新連絡書を警官が確認に来て対象者の可否と優良、一般、高齢ドライバーと分けられてそれぞれ列に並ばされた。テントがあるので思ったよりも暑くはなかったし待ってる間に警官がうちわを貸してくれたりしていた。思っていたような炎天地獄ではなかった。その後、列の先頭から1人ずつ受付所へ呼ばれ必要書類に記入して手数料を支払って講習会場へ移動した。多分列に並んだのが早かったのと優良ドライバーのため手続きは迅速に済んだ。1人ずつの対応なので密になる心配もなく安心だったが列の後ろの方は時間がかかりそうだった。講習会場も定員の3分の1の受講者しか入れていないので安心だった。
 講習が済んだのが12時50分だった。新しい免許証を受け取って家路についた。心配したような事は全くなく、逆に前回の更新の時の密な手続きよりも快適で早く出来た。ちょっとだけ警察を見直した。
See you tomorrow!

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