 Evernoteのカスタム検索をAlfredでやってみたかったが出来なかった

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 とりとめのないお話になります。10日ほどAlfredばかり弄っていました。もとはAlfredの Powerpackの機能をもれなく使ってみたいというのが始まりでした。クリップボード履歴、スニペットなど殆ど使い方は理解できたけれど唯一、Workflowが使えませんでした。興味のあるWorkflowがあって、EvernoteのAlfredによるカスタム検索です。Alfredの検索窓に、例えば「e」とか「ens」を入力するとEvernoteアプリを開かなくてもEvernoteのローカルファイル検索が出来るWorkflowです。

 Evernoteは2009年から利用していて一時はプレミアム会員でもありました。堅実で絶対的な信頼のおけるEvernoteの検索能力の高さは理解しています。しかし、その検索に特別な構文検索が必要であったりノートブックによる管理、タグによる分類方法など専門的で、利用するのに敷居が高すぎました。加えてアプリの立ち上がりの遅い事も利用意欲を下げる原因になっていました。そして、いつしかEvernote離れが始まりScrapboxやObsidianなどを試しています。昨年だったかのEvernoteの大幅なバージョンアップによりUIまで変わってしまって完全にEvernoteに見切りをつけてプレミアムも脱会して完全にやめるつもりでした。

 しかしWebクリップや日々のライフログ、各種領収書、重要な写真や書類などの行き場は結局、Evernoteしかないのです。と言うか、あらゆるサービスの到達点がEvernoteに落ち着くようなシステムになってしまっているのです。今からこれらのサービスを全て他のサービスに移行する事は時間的、能力的にリスクが高過ぎます。ScrapboxやObsidianの検索機能も魅力的ですがある意味使い慣れたEvernoteに郷愁と愛着はあります。そこでいつまで経ってもEvernoteの検索機能が使いこなせない万年Evernote初心者のためにAlfred先生の力を借りようと思ったわけです。AlfredのEvernoteカスタム検索であるWorkflowの資料はどれもこれも古いです。しかし自作するスキルはないので何処からかダウンロードするしかありません。2014年から2017年の記事から3つのWorkflowをダウンロードして知り得る限りのあらゆる方法で試してみましたが上手く動いてくれません。

 ブログの更新もあるので合間にAlfredのWorkflowで動きそうなものの記事を書いたりしているうちに10日くらい経ってみつけたのが冒頭に貼り付けてあるAlfredのヘルプサイトの画像です。

AlfredからEvernoteを検索する唯一の方法は、EvernoteレガシーページからEvernote 7を使用し、Alfredフォーラムで利用可能なEvernoteワークフローの1つを使用すること   https://www.alfredapp.com/help/troubleshooting/evernote/

 結局は現バージョンのEvernoteではAlfredでカスタム検索Workflowは動かないと言う事でした。プレミアム会員でなくなったので今は2台のデバイスでしかアプリ版のEvernoteは使えません。当然、iPhoneiPadはアプリ版しかないのでそちらに回し、iMacMacBook AirはWeb版になります。Workflowが使えないとなるとiPadiPhoneに頼る事になります。Evernote公式アプリ以外で検索できるアプリはCalEverを持っていてカレンダー表示と日付ごとの表示が可能でフィルター機能もあるので便利です。しかしiPadにも対応しているはずですが起動しても同期が始まりいつまで経っても終わる気配がなく結局は使えていません。訂正:CalEverがiPadで使えなくなったと書きましたがeverPostが手に入ったので思い切ってCalEverアプリを削除してインストールし直したところ初回の24時間限定の同期猶予が与えられたためすべてもれなく同期出来、本来の機能を取り戻しました。
 そこでiPadで利用可能なEvernote検索アプリを探したところ ↓ を紹介してもらって使う事にしました。
sacalyo.hatenablog.com

 ここから結論になります。everPostアプリをiPadもちろんiPhoneでも使ってみました。起動も速く、検索も難しい検索構文を使わないでも検索項目を箇条書きにしていけばサジェスト効果もあり検索しやすいです。タグによるフィルター検索機能もあります。しかしeverPostも2014年頃の公開アプリでEvernoteの幾度のバージョンアップによる仕様変更のため当時の機能は殆ど改善されてシンプルなアプリになっていました。しかしアプリの起動と検索の速さには驚かされました。試しに新しくなった公式のEvernoteアプリで検索してみたくなりました。検索してみて驚いた事に速いのです。UIは以前の面影はなく使いにくいですが検索は早いのです。こちらも検索構文ではなく検索項目を半角スペースで区切っただけの検索ですが結構快適です。新しいバージョンになってからはEvernoteには保存するだけで検索して利用した事がなかったのでこちらも驚きました。特にiPadの画面なら見やすくて使いやすい。はっきり言ってどちらも十分使えます。Web版のMacEvernoteも進化しているかも知れない、この調子ならAlfredのWorkflowに頼らなくても公式のEvernoteWeb版でいけるかも知れないと希望が持てました。
See you tomorrow!

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