 ほぼ日手帳と万年筆

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 早いもので、今年の手帳の3分の1が経とうとしている。これまで日記とか手帳といったアナログなライフログは残してこなかったけれども昨年から万年筆を使うようになったので楽しみながら書いている。手帳やメモ紙に書き残す内容よりも書く行為、つまり万年筆で書くその行為が気持ちが良い。そこには忘れないために、とかアイデアを持続するために、といった筆記したために得られるであろう効果については一切期待していない。気持ちよくかければ良いのだ。そのためには手帳や日記、メモ一枚にまで紙の質にも拘る。せっかくコンディションを整えている万年筆でインクの美しい軌跡を伝えるために使う紙に引っ掛かりがあったり相応しくない太さや色の罫線が引いてあるのは許せない。書かれる文字の姿はともかくインクの色や紙の滑らかさは手帳の重点項目だ。

 今年はじめて「ほぼ日手帳」を使った。はっきり言って、手帳に毎日書き続ける使い方は出来ないと思った。事実手帳として毎日決まったページに決まった量だけを書くのであったらこんなに長い間続かなかっただろう。ただ1枚がその日の分として与えられていて、その日のうちならいつ、どこで書いても構わないし書かなくてもいい。こう言った曖昧なスタンスが許されているから長続きする。加えて書き心地の良いペンと紙の使用が許されているからだ。

 ほぼ日手帳の紙は薄くて頼りなかった。万年筆を使うには薄すぎて裏抜けが心配されたし紙がシワになって破れやすくも感じた。しかし万年筆については裏抜けはまったくないし書き心地はベストに近い。ツバメノートやロディアも滑らかで書きやすいが紙が厚くてインクの吸い込みが良すぎるので書いてみると重く感じる。また耐久性と滑らかさについてはフリクションボールペンで書いて専用の消しゴムで消してみて良くわかった。フリクションのボールペンは、その摩擦熱で消すため何度も強い力で紙の上を往復するがシワもよらず、破れることもなくキレイに消す事ができた。モレスキンフリクションにやや弱い。

 他にも今年からはじめた「あったいいことを3つ書く」のツバメノート、卓上メモのロルバーンや携帯用のモレスキンなどを毎日書き続けている。どちらかと言えば万年筆の試し書きとメンテナンスのために書き続けているようなものだ。ほぼ日手帳トモエリバーは良い紙なので日常のメモ帳にも使ってみたい。出来ればオリジナルの手帳よりも大きめが理想的だ。1日1枚の日記とともに、あらゆる事柄を書き留めておく一冊のノートにまとめてみたい。
See you tomorrow!

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