自転車で幸せになる
自転車で走ると気持ちのいい季節になりました。天気の良い日に自転車に乗って、いつもの街を走るだけでもスカッとした気分になります。昨年からの新型コロナウイルスの影響もあって移動手段に制約を受けるなか注目されているのが環境にも心身にも優しい自転車です。自転車は健康的な乗り物で心にも体にも理想的なのです。自転車に乗ると電車やバスなどの閉鎖された空間から開放される事により感染の不安などから解放され心が健康になります。また自転車に乗ることで血流が良くなり脳を活性化させます。そして適度な疲労感で睡眠の質が良くなるとも言われていて結果的にダイエットにも効果があり体の健康に役立っています。心と体の健康に良いのには医学的な根拠があって、自転車に乗ると分泌されるドーパミンとセロトニンという物質による効果です。
幸せをよぶドーパミン
自転車に乗るとドーパミンという神経伝達物質(脳の神経細胞の興奮の伝達に重要な働きをする)が分泌されます。ドーパミンは幸福感やモチベーションを高めるもので自転車に乗ることで外からの刺激(景色が変わったり、スピードを感じたり)を受けて脳内から分泌されます。またドーパミンの効果はストレス発散やリラックス効果、神経細胞を活性化させて集中力をアップさせます。
脳を活発にするセロトニン
ドーパミンと同じように自転車に乗ると分泌される物にセロトニンがあります。セロトニンはドーパミン同様、神経伝達物質の一種で精神の安定や安心感、平常心、頭の回転を良くするなど脳の働きを活発にさせる効果があります。特にストレスに対して効能があり自らの体内で自然に生成されるもので精神安定剤とよく似た分子構造になっています。このセロトニンが不足すると慢性的ストレス、疲労、イライラ感、うつ症状や不眠など精神的なダメージを受けやすくなるようです。
セロトニンの分泌を促すには日光浴が効果的と言われているので自転車に乗るとより多くのセロトニンを分泌しやすくなります。セロトニンの大部分が消化器官、特に腸に多く存在していて腸は「第2の脳」とも言われ精神状態とも大きく関係する消化器官です。そして自転車は腸の運動を活性化させます。またセロトニンは、リズミカルな運動によって分泌されやすくなり、自転車のように一定のリズムを刻み反復して行うと、セロトニン神経を刺激し、覚醒状態を高めてくれます。
環境にも優しい自転車
自転車は地球温暖化の原因であるCO2などの排出物を出さないクリーンな乗り物です。 ただクリーンなだけでなく2~5km程度の近距離なら自動車よりも短時間で移動でき移動手段としても優れています。
今年も30年前から乗っているビンテージバイクを引っ張り出してきました。冬や真夏には利用しにくくなるので季節の良い春や秋に幸せを満喫しましょう。
See you tomorrow!