万年筆のためのノート[ツバメノート]
万年筆しか使わなくなって久しい と言ってもほとんどMacやiPadのタイピングで間に合ってしまうので万年筆で文字を書くのはプライベートな事だけだ
ノートの中で使う頻度が高く信頼しているのはツバメノートだ そしてツバメノートは万年筆のために買い揃えたものだ
ここにA5サイズの赤色と青色の表紙のノートがある そしてそれは粋にデザインされハンマートーン加工して適度な凹凸があり存在感がある そんな表紙に糸綴じされたフールス紙は寒冷紗テープで製本されている
赤表紙は横罫ノートでフールス紙には上部に24mm 下部に10mmの余白をとって7mm の罫線が24行印刷されている そしてその罫線には水性インクが使われていて万年筆のインクをはじくのを防いでくれる COMFORTと呼ばれている
青表紙の方は方眼ノートでフールス紙に5mm方眼が横28縦40の升目で構成される その印刷も赤表紙と同じく水性インクで印刷されていてSECTIONという
COMFORTとSECTIONのともに使われているフールス紙は一般的な上質紙よりもランクが上の紙で印刷などには使用されない 書くことに特化した質の高い紙だ
ツバメノートでは通常のフールス紙にさらに特漉き工程を重ねて紙の繊維が多層に重なるよう作られている そうした特別な製法で仕上げられた上質なフールス紙は表面はすべすべでペンの滑りもよくインクもしっかり吸着する また紙がインクを吸い込んでいるのに裏には透けないつまり裏抜けのない紙質になっている
ツバメノートは決して高価なノートではない しかしノートを持った時の表紙の感触の良さとノートを開いて目に入るフールス紙の薄いクリーム色と印刷された罫線の邪魔にならない色が書く事に集中させてくれる 横罫7mm幅のCOMFORTにはカスタム74のMニブで余裕を持って筆記できるし やや狭いサイズの5mm方眼のSECTIONにはカスタム74のFニブで書いている いずれノートも坪量81.4gと万年筆に最適な厚さで万年筆のペン先が滑らかに筆跡を残し滲み 裏抜けもなく安定した書き心地が保証される
万年筆と紙にはボールペンや鉛筆と違って 相性の良さが必要になる 万年筆に上等な金ニブを使用して 最良のインクフローを備えたインクを用意したとしてもペンとインクの性能を十分発揮できる紙の存在が欠かせない そう言った意味で万年筆で書く紙はツバメノートに限る
See you tomorrow!