 サザンオールスターズの1歩はBrand-New Dayだ

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  サザンオールスターズ、972全曲ストリーミングサービス配信開始のnewsがTwitterに流れました。少し驚きましたが、やっとサザンも腰を上げたか、と安心しました。この半年のうちにもストリーミング配信を始めたアーティストが急増しています。理由はどうであれリスナーにとっては嬉しいビッグニュースです。知っている大物アーティストの中で残念にもストリーミングサービスを配信していない筆頭がサザンオールスターズでした。他にもジャニーズ(嵐 配信中)B’z安室奈美恵(配信中)中島みゆきチャゲ&飛鳥平井堅(配信中)久保田利伸aiko星野源(配信中)など未配信だった多くのアーティストがいましたが、この数ヶ月の間に配信を開始しています(下線表示)。それでは何故有名なアーティストたちがストリーミングサービスをしないのか、またリスナーの多くはストリーミングサービスを利用しないのかを整理してみました。

  著名なアーティスト達がストリーミングサービスをしない理由は音楽家としてのこだわりではないかと思います。ライブしかしなかったりTV出演を頑に拒否するアーティスト、コンサートもほとんどしないアーティストまたスタディオで録音してCD配信しかしなかったりそれぞれのこだわりがあるのだと思います。音質の問題もあります。ストリーミングサービスよりもCDの方が確実に音は良いためCDの方がアーティスト自身も納得した作品が提供出来ます。ましてやリスナーがストリーミングサービスを本当に聴きたくて聴いているのか、ただバックグラウンドに流れているので偶然聴いているような人たちには聴いて欲しくない、と思うのも分からないでもありません。お店屋さんの有線BGM扱いされるのも寂しい気もします。しかしCDが売れなくなるからストリーミングサービスを配信しないと言うのはアーティストとリスナーの中間で儲けている層の事でしょう。上記のアーティスト達には関係ないし48グループはみなストリーミングサービス配信中で、なおかつCD売り上げも常にTOPを維持しています。よって先に挙げたアーティスト達が金銭の損得で判断しているとは考え難いです。

  逆にリスナーが音楽愛好家なのに何故ストリーミングサービスを利用しないのか、と考えると配信者つまりアーティストとは全く反対で料金だろうと思います。ストリーミングサービスに対して配信する側とリスナー側で異なる理想がある事が問題なのでしょう。リスナーとしては安くどんなアーティストでも沢山、自由に利用出来れば嬉しいしそれならば少しくらい(現在のストリーミングサービスは学割など含んで500〜1000円/月)の出費はやむを得ないと考えているでしょう。しかし本人がこのアーティストを、と思うアーティストに限ってサービスに名前がなかったりします。現に以前AppleMusicのサブスクを解約した理由は、当時はまだAppleMusicで西野カナが聴けなかった、それだけの理由でした。(多分現在は聴ける)そして聴きたい音楽がないため違法だとは分かっていて、かつ個人情報を盗まれるリスクがあっても中華MusicFMなら曲が豊富で無料なのでとそちらを選んでしまいます。こういった現象が悪循環になっています。しかしコレクターも多数見えて高くてもCDを大切に収集保存される方達もみえますがしかし、こういう方たちはCDもストリーミングも両方でアーティストを応援しておられるようです。

 リスナーは違法なサービスなどでアーティストの活動の妨害せずに合法であるストリーミングサービスを使ってその活動を応援してほしいし、アーティストは目に見えるメリットはないかもしれないけれど自身の音楽活動のステータスをあげるためにもサザンに続いてほしいと思います。そうして アーティストとリスナーの需要と供給のバランスが取れれば、もっと素晴らしいサービスになっていくと思います。ストリーミングサービスの環境が良くなりつつある今、今回のサザンオールスターズの配信開始は影響力が大きいしサービスの未来に期待を持たせてくれます。

See you tomorrow!

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