メモ帳というかノートの部類であろう筆記具にロルバーンノートがある。文具屋や本屋でも1コーナー設けられていて他のノートとは分けられている事が多い。そしてどこの店にもある身近な存在だ。私もメモ帳、ノートの類はすべてロルバーンを使っている。決して派手過ぎないが綺麗なカラーの表紙と薄いクリームイエローの5mm方眼の用紙が気に入っている。このロルバーンノートにある種の社会現象が起きているらしいので調べてみた。
Instagramで始めて知ったのだが世の文具女子(文具女子という単語も知らない)の間で大人気なノートがロルバーンノートでそのノートを異常なほどコレクションする事をロルバーン沼と言うらしい。ただノートを蒐集するのではなく表紙のデザインにこだわって手持ちのノートとは違うノートを求め続ける事を言う。
ロルバーンとは
ロルバーンという舶来臭のするネーミングにも関わらず日本の文具メーカーDELFONICS(デルフォニックス)の企画・販売によるノートである。ちなみにRollbahn(ロルバーン)は、旅をイメージした「滑走路」という意味のドイツ語である。表紙のカラーの豊富さとトレードマークのゴムバンドがオシャレなデザインで根強い人気を集めている。
沼とは
沼は湖や池よりも小さく水深5メートル以内、水の透明度が低いような湿地帯が沼なのだがネットの世界では色々な意味で使われることが多く例えばアニメなどにどっぷりとハマってしまう事を意味する「沼落ち」としての沼という意味で使われる事もありロルバーン沼の場合は後者の事だ。
ロルバーンの魅力
- 安価 :オシャレなデザインと良質な紙やポケット、ゴムバンドを装備して標準的なメモMポケット付きが400円前後で購入できる。この価格なら遠慮なくガッツリ使える。
- 表紙の色 :ロルバーンの表紙のカラーは独特の色使いで飽きさせない。加えてロルバーン沼の元となる限定色や限定デザイン版がある。
- ゴムバンドと丸い角 :ノートの角が丸くカットされていて痛みにくくノートの端に付いたゴムバンドで誤って開いてしまうのを防ぐ。
- ミシン目 :メモ用紙1枚1枚にミシン目が施され切り離すのに便利だ。
- クリアポケット :ノートの最後に5枚の透明なポケットがあり名刺やレシート、チケットなど色々収納できる。
- 手に持ったままで書ける :表紙、裏表紙共に厚紙なので手に持ったままで書く事ができる。
ロルバーンの使いにくい所
リングが邪魔 :書く向きによってリングが邪魔になる。あらためてロルバーン沼とは
要するに機能がどうこうではなく見た目つまりデザインの良さ、色はともかく表紙を飾るイラストに拘るわけだ。メーカーも期間限定版を売り出したり地域限定のロルバーンもあったり他業種とのコラボロルバーンもあるので使いきれない種類のロルバーンノートがある。だから実際にノートをとるための収集ではなくただ集めてデザインを楽しむ蒐集家の事をロルバーン沼と言うらしい。
自分はデザインにこだわったりせず必要なために各種サイズとカラーバリエーションを購入しているだけなので決してロルバーン沼などではない。私のロルバーンの見開きのために角を切り安いクリップを栞がわりにした男らしく潔い姿を見れば分かる。(笑)
See you tomorrow!