 万年筆とインクの色 [色彩雫][kakuno][PILOT]

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 苦手だった万年筆をPILOTのカクノで好きになった。ペン先の太さが違うだけでこれ程までに書き心地が変わるとは正直思ってもみなかった。購入して1週間も経っていないのに付属の黒いインクカートリッジが残り少なくなってきた。こんなに万年筆のインクの減りが早いとも思っていなかったが補充の手立てを考えなければならない。と言ってもインクカートリッジを買い足すか、使ったことは無いけれどコンバーターという装置をペンに取り付けて市販の小瓶に入ったインクを充填するかの2通りしか無い。しかしこのペースで減ってくるとカートリッジの付け替えも頻繁になるし、何となくセコい気がするのでいっその事インクを瓶で買ってコンバーターと言う代物で注入した方が大人っぽくてカッコ良いのでそうする事にした。インクの残りが少ないので急がなければいけない。。。←ボールペンがあるだろう!。
 コンバーターとインクについてはネットで調べると万年筆と同じメーカーのモノを使う事を推奨している。コンバーターについては容量の違いだけでカクノについてはCON-40の0.4mlのタイプが指定されているようなので(CON-70 1.1mlも有る)amazonに頼んだ、ちなみに400円だった。問題はインクで今までのボールペンのインクの色は原則的に青、ブルーブラックを選んで使っている。ボールペンに青インクのものがあればそうするし、無ければ替え芯を取り寄せて交換している。だから今回も青になる。PILOTで万年筆に補充するための青いインクを買えば良いのだけれどざっと調べただけでも対象となる製品が多過ぎて困惑した。難しい事は考えずに大人しくPILOT社製の素のブルーブラックインクを購入すれば良いだけの事だ。がしかしPILOTには色彩雫シリーズのインクが用意されていて色の種類が24有る。目的の青系だけでも・朝顔アサガオ)・紫陽花(アジサイ)・露草(ツユクサ)・紺碧(コンペキ)・天色(アマイロ)・月夜(ツキヨ)・深海(シンカイ)と有り深く悩む。が常識的で公的にも許されそうな色は典型的なブルーブラックの月夜と新海になるだろう。実際に試してみたいが近くの文房具屋で揃う筈もないのでメーカーのサンプル画像やネットのブログ記事やYouTubeを参考にした。それでもなかなか決まらず信頼出来るInstagramのフォロワーさんに相談して"月夜"に決まっって早速amazonに頼んだのが昨夜遅くだ。
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 月夜を選んだ理由だがネットの画像では分かりにくいが月夜はやや黄色がかって見える。PILOT社の色彩雫シリーズは日本の美しい情景をモチーフにして開発されたというだけあって月夜には青に月あかりの黄色がほんのり混じっていて緑色っぽい風情がある。較べて深海には灰色が混じったような冷たさを感じる。加えていつも使っているノートがロルバーンなので紙がクリーム色という事もあって月夜との相性が良いのではないかと思った。サンプルだけを見る限りでは紺碧の青も綺麗で好きだが思ったよりも派手な青かも知れない。まぁ試そうと思えばコンバーターで簡単に取り替えられるそうなので大した問題では無い。
  結果1,000円のカクノ万年筆に400円のコンバーターを使って1,500円のインクを充填して文字を書くという歪んだ世界になってしまったがこれが趣味と言うものだろう。ところでコンバーターとインクが届くまではあと僅かとなったインクカートリッジの黒色を楽しみながら待つとする。
See you tomorrow!

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