サラサ グランドの替え芯にクリップの1.0mmを移植する[ゼブラ][ボールペン]

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サラサクリップとの出会い

ここにサラサクリップ ボールペンがある。本屋の文具売り場の片隅に有った。片隅といっても、いつもボールペンを物色する棚の反対側なのでその気になって眺めたことのないエリアだ。少し時間に余裕があったので見てみた。サラサというボールペンの陳列棚でサラサ クリップという名のボールペンばかりが驚くほどの数の色と芯径が並べてあった。その反対側のいつも眺めている棚、つまりジェットストリームやブレン、ジュースアップなどの単色と多色ボールペンが全て並べてある棚の三分の一の広さをサラサクリップが占めていた。値段は一本が100円と正に薄利多売を絵に描いたような眺めだ。色は56色、芯径が0.3・0.4・0.5・0.7・1.0mmがある。そこで芯径が1.0mmのペンが目にとまった。1mmの太さのボールペンは使ったことが無い。興味が湧いて手にとって見ると、ただの普通のボールペンだった。100円のボールペンのクセにペン先に赤い樹脂で保護してあったので試し書きが出来なかった。まぁ100円だから、と1本買って帰った。

サラサクリップの1.0mm芯サイズ初体験

うちに帰って待ちきれずに直ぐに買ってきたボールペンを取り出して慌てて書いてみた、という気持ちになるほど興味があった訳ではなかった。ので忘れた頃に引っ張りだしてロディア ブロックメモに書いてみた。。。。。驚いた。何というインクフローの良さ、というかボタ落ちしそうなくらいの潤沢なインクの量にびっくりした。半端ない、まるで万年筆でそれも太めのニブで書いているような感覚だ。それにともなって筆跡もボールペンらしくなく万年筆で書いたもののようだ。これは初めての体験だったしすっかり気に入ってしまった。
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芯径1.0mmの使い道

サラサクリップ ボールペンの人気筋はやはり0.3から0.5mmの細めの芯径だろう。逆に1.0mm径の筆のようなサインペンの成り損ないのペンを使う人はどんな人で何に使っているのか知りたくなる。かく言う自分も1.0mmのサラサで何がしたいのかは決めていない。最近使いだした1.3mmの芯のステッドラーシャープペンシルで思いっきりアイデア出ししていると気持ちがスッキリするので、それと同じような使い方がしてみたいのだろうと思う。そこには極細のペンで5mmの方眼紙にメモをするような繊細さはないが発想は大胆でユニークなものになる。

サラサ1.0mm芯径の書き心地

さてサラサクリップの1.0芯の書き味は他の芯径のシリーズと同じくさらさら滑らかで水性顔料のジェルインクの採用で滲まず発色が良い。特に1.0は太い分インクフローが豊富なため細いタイプのサラサのカリカリした書き心地では無くヌルヌルで筆圧を必要としない書き心地だ。この潤沢なインクの出かたはインクの減りが気になるくらいだ。しかし替え芯は88円で手に入る(サラサ本体が100円なので殆どインクを買っているようなものだ)ので安心だ。加えてどの芯径のサラサクリップの芯は共通で好きな色と径が選べるので分かりやすさはポイントが高い。

サラサ1.0mm芯径の用途が決まる

こんな様子で初めて使ったサラサのボールペンがたいへん気に入ってしまった。出来たら万年筆と同様に常用出来る筆記具の1つとして加えたい。今お気に入りのペンというとパイロットの万年筆カスタム74と同じくパイロットのフリクションボール4ウッドがある。フリクションのボールペンは公的なサインのためにと思って黒インクを用意したがフリクションはその用途にはNGだそうなので代りにこのサラサの1.0mmを使おうと思う。もちろん普段のアイデア出しやマインドマップにも使えそうだ。

サラサクリップの高級化

機能的には何の不具合もないサラサクリップなのだが100円の純朴ボディでは少々趣きに欠けるような気がする。何事もカタチからモチベーションを維持していくのでもう少し高級化を計りたい。 同じサラサシリーズにサラサグランドというモデルがある。サラサの機能のままでペン軸を金属製にした上級嗜好品で1本が1000円もする。バインダークリップも金属で作られており塗装も全般にマットな塗装が採用されていて大人が仕事で使うのにも違和感ない高級仕様だ。前にも書いたがサラサクリップの芯はサラサグランドにも使える。サラサグランドは基本的に0.5mmの芯が付いているのでこの芯をサラサクリップに付属の1.0mmと交換してみたくなった。近くの本屋には無かったのでamazonで注文した。今度はさっそく改造作業にかかった。と言っても両方のリフィルを外して交換するだけだ。リフィルのサイズは全く同じで簡単に交換出来る。
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1.0mm芯のサラサグランドで実際に書いてみた

さて2分もあれば交換出来るのでさっそく1.0mmの芯を取り付けたサラサグランドを手に持ってロディアブロックに書いてみた。サラサグランドの軸が金属製なので重さが24.2gあってサラサクリップの10.9gの倍以上あるのでしっかりとした手応えで高級感を演出している。書き心地はサラサクリップで書いた時と変わりはないのだが軸が重い分軽快さには欠けるが落ち着いて書くことが出来た。サラサグランドに1.0mm芯の組み合わせは思った以上に良かった。これからノートに書く時には頻繁に登場しそうである。カスタム74はネジを回してキャップを外す必要があるがサラサグランドはノックするだけで書く事が出来る。どんどん万年筆離れが進んでいるのにまた良くない要因が増えた。
See you tomorrow!

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