 2021年も地味にMacを支えるアプリたち[BetterTouchTool][Alfred]

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 PopClipアプリのように実務で華々しく、しかも引っ切り無しに活躍できるアプリは幸せものである。それに比べ、なくてはならないアプリBest3の内のBetter Touch ToolとAlfredはまさに脇役に徹していてアプリ自体に直接の生産性はない。完全にアシスタントだ。とくにBetter Touch Toolは検索する訳でもないし画像の色調補正する訳でもない。ただトラックパッドを介して人間のわがままを簡略化しつつ確実に素早く実現するための頭脳だ。平たいアルミニウムの板の上で上から下へスワイプしたりタップする指の本数を読み取り、開いているアプリを終了したりスワイプダウンしてタブを開閉したりと、あらゆる操作が出来る。そればかりか4本の指でトラックパッドの上を右や左にスワイプするとデスクトップを次々と変えるようなシステム操作も出来る。だからといって文章が上手く書けたり絵を描くのに素晴らしい構図が閃くわけでもない。デスクトップを使いたいデスクに変更したりデスクトップ上のウィンドウの配置を効率良く並び替えたりする作業をマウスやキーボードを使わなくてもトラックパッドつまりは片手1つで操作出来るようにプログラムするのがBetter Touch Toolの役目だ。
 もともとトラックパッドジェスチャーApple標準で決められたパターンがあるがその範囲や種類が限定されている。それらを使いやすいようにカスタマイズするためにBetter Touch Toolはある。例えばアプリのウィンドウの位置をディスプレイ中央に置いたり左右に分けて置きたい時にはマウスやトラックパッドでタイトルバー付近を摘んで移動させる操作が必要だ。こう言った操作もBetter Touch Toolを使えばトラックパッドの上で3本指でスワイプするだけで自由自在だ。しかし同じ3本指のスワイプはApple標準でデスクトップの移動操作に割り当てられているのでデスクトップの移動はBetter Touch Toolで4本指のスワイプに変更するわけだ。こう言ったカスタマイズをすることによりウィンドウの拡大縮小、新規タブの設定からタブの移動まで指の操作で何でもこなせるようになる。
 MacBook Airを使うようになって特にBetter Touch Toolの有効性を実感している。13インチのディスプレイでは作業スペースが狭すぎるためにウィンドウがいくつも並ばない。よって作業を止める事なく円滑に進めるためにはデスクトップごと、ゴッソリと切りかえる必要がある。そんな時に一々Mission Controlを表示して選択したり「control+ ← →」ショートカットキーで移動するのでは作業の流れが中断してしまう。この操作をトラックパッドの上で4本指で左右にサッとはくような操作で移動出来れば直感的で分かりやすい。機械であるパソコンを使う上で少しでも人間らしい操作で自然な動きを設定するのがBetter Touch Toolの役割だ。
※参考にトラックパッドの設定とBetter Touch Toolについてまとめた記事を添付します。2020年の1月からiMacのマウスを捨ててトラックパッドだけで1年過ごしました。とても無理だろうと思ったのですがAppleトラックパッドの使いやすさに惚れて逆にアンチマウス派になったようです。そのおかげなのかMacBook Airトラックパッドで快適に使えています。

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