 モレスキンノートの表紙は何で出来ているのだろう

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 フランスの小さな製本業者が製造した黒いノート モレスキン。角が丸く黒のシンプルな長方形のノートだ。ノートを束ねるゴムバンドが付いていて内側にはマチ付きポケットがある。控え目でありながらも完成された造りである。そんなノートが1世紀以上の間、製造されパリの文具店に納品されていた。そこに世界中から前衛的アーティストや作家が訪れ、このノートブックを購入していた。そんな作家の一人がブルース・チャトウィンだった。

このノートブックはブルース・チャトウィンのお気に入りで、“Moleskine”と呼んだのも彼でした。1980年代半ばに、このノートブックは次第に少なくなり、ついには完全になくなってしまいました。彼は著書『ソングライン』のなかで、この小さな黒いノートブックの話に触れています。「1986年、フランスのトゥールという街の小さな家族経営の製造業者が倒産してしまった。」そしてチャトウィンがいつもノートブックを購入していたランシエンヌ・コメディ通りの文具店の店主に“Le vrai moleskine n'est plus(本物のMoleskineはもう存在しない)”と言わせています。オーストラリアへの出発前に彼は手に入るすべてのノートブックを購入しましたが、それでも十分ではありませんでした。1997年、ミラノの小さな出版社がこの伝説的なノートブックを復活させ、特別な伝統を甦らせるためにこの由緒ある名前を選んだのです。Moleskineノートブックはチャトウィンの足跡をたどり、現代の新しいデジタルツールを補完するために欠かせない存在として、旅を再開しました。世の中の動きをとらえてその詳細を記録し、貴重な経験を紙に刻みつけること。Moleskineノートブックはまさに、アイデアやフィーリングを溜め込み、そのエネルギーを放出するバッテリーなのです。 www.moleskine.com

 いま、モレスキンのポケットを手にとると表紙のしっとりとした感触がある。表紙はWikipedia 英語版の Moleskine に黒のオイルクロスでコートされた厚紙 とある。裏表紙にはエンボス加工されたMOLESKINの文字がある。復刻して24年しか経ってはいないが歴史の重みを感じさせられるのにはフランスの製本業者が製造していた頃の伝説のせいだろうか。PVCレザーとは硬さや重みが違い紙らしい温かみがある。モレスキンといえば黒が定番のようだ。かつて芸術家たちが愛用していた「伝説のノートブック」が黒だったことに由来しているのだろう。現在ではカラーバリエーションが豊富でレッド、ブルー、グリーン、イエローなどから選ぶ事が出来、他ブランドとのコラボレーションによる限定版やスペシャル版も販売されているようだ。オイル加工された紙なので防水性があり、汚れが落ちやすいがモレスキン初心者としては黒を選んで正解だった。
See you tomorrow!

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