 やっとキャップレス万年筆のマットブラックが手に入った

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 パイロット万年筆のキャップレスを手に入れた。春にプラチナ万年筆のノック式万年筆キュリダスを使って気に入ったので欲しくなった。キュリダスはMニブだがプラチナ万年筆らしく字幅がやや細めでパイロットのFニブに近い。ステンレス製のニブだが渋いフローの古典インク(ブルーブラック)のカートリッジでも滑らかに書ける。ノックのストロークは長めだが軽くて操作しやすい。重量は24.1gと軽く軽快に使える重さだ。

 キュリダスは初めてのノック式キャップレス万年筆だがインクの漏れ、乾きも問題はなく書き味も良好だった。ただ軸の素材が安価な印象でノック部分が長すぎて不自然なデザインな事が残念だ。価格は安いが長い間使い続けようと思わせる魅力に欠ける。その点パイロット万年筆のキャップレスはどのモデルもデザイン、質感ともに好ましく長く使えそうである。問題はニブの幅とインクカートリッジかコンバータのいずれにするかだった。要するにインクフローの様子が知りたかった。

 キャップレスについてのレビューを片っ端から読みあさり結論が出たのがつい最近の事だ。オールラウンドに使いたいのでFニブにしてパイロット社のインクカートリッジを使う事にした。

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 パイロット万年筆キャップレス マットブラックの書き味は滑らかだった。同じパイロット万年筆のカスタム74のFニブと比べるとずいぶん柔らかい。マットブラックのニブはロジウム仕上げの18金のため色はシルバーだが材質は金だ。またカスタム74の重量が17.5gに対してマットブラックは真鍮製の31gである事も要因であろう。

 パイロット万年筆キャップレス マットブラックは、まだ使い始めて数時間経ったばかりだが長く付き合って行けそうな気がする。
See you tomorrow!

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