 iOS13.7のコロナ接触通知機能と厚労省のCOCOA

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 9月1日にAppleからiOS13.7がリリースされた。ほとんどバグ修正のアップデートのようだが注目を浴びたのが新型コロナウイルス陽性者との接触通知機能の追加だ。新型コロナウイルス陽性登録した人との接触を知らせるアプリ ならとっくにCOCOAという日本の厚生労働省が公式提供するアプリがある。しかしコロナ禍においてもインストールした利用者は少ないそうだ。間接的ではあるが自分の命をコロナから守ってくれるアプリなのにもかかわらずだ。
 インストールしないほとんどの人の理由はCOCOAアプリによって利用者の位置情報を政府に把握されるの拒否しているためだそうだ。私自身も個人的には生活環境がCOCOAアプリを必要としない状態なのでわざわざインストールはしていなかったし評判の良くない(バグの頻発など)アプリを使おうとも思っていなかった。それでもAppleからiPhoneのOSであるiOS13.7に新型コロナウイルス陽性者との接触通知機能が搭載されたと聞くといち早くアップデートした自分がいた。うすうすは新型コロナウイルスに感染する可能性が無きにしも非ず と思っていたのだ。ただ提供先が厚労省という国の機関だから不信感を抱きアプリのインストールさえも拒んでいるのだ。この機能をOSのアップデートだけで使える事と配布もとがAppleならばと信頼してしまう。。。国よりもApple社を信じてしまうのもどうかと思うが正直な気持ちだ。9月1日のネット記事もiPhone新型コロナウイルス陽性者との接触通知機能の追加で埋め尽くされた。
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 早速iPhoneをアップデートして「接触通知」の項目を探した。「設定」を開けばすぐにみつかった。「接触通知」→「接触通知をオンにする」→国または地域を選択で日本を選ぶとすでに追加されていると表示される?→「完了」をタップ→使用する国/地域が「COCOA-新型コロナウィルス接触確認アプリ」となり進むと結局COCOAになるという事だった。べつにAppleが新たにコロナウィルスに関係するなにか有効な手立てを開発した、などとは思ってはいなかったが「なぁ〜んだ」でアップデートは完了した。結局COCOAかよ!ってんでWebで調べたところ厚労省のQ&Aのページ に

接触確認アプリ利用者向けQ&A|厚生労働省

と説明があった。なのでここまで来たからにはApplStoreへ赴きCOCOAをダウンロードした。という訳のわからないひとときを過ごした。

COCOA - 新型コロナウイルス接触確認アプリ

COCOA - 新型コロナウイルス接触確認アプリ

  • Ministry of Health, Labour and Welfare - Japan
  • メディカル
  • 無料

 そもそも個人の位置情報を政府に監視・管理されるからCOCOAアプリを使わないというのも、おかしなものだ。プログラムにそんな機能が加えられているかどうかは知識がないので理解しようがないのだが基本的にはCOCOABluetoothを使って極、近いコロナ感染者(自主申告者)を対象として接触した場合に通知をするためのアプリだ。そういう意味でもアプリ的には利用者がどこで何をしているかを知ることが目的ではない。そこまで心配ならFacebookGoogleなんて恐ろしくて使えたものではない。COCOAの通信手段は基本的にBluetooth通信だ。

Bluetooth とは、10 メートル (約 30 フィート) 以内の近距離で、デバイス同士 (Mac とマウス、または Mac とキーボードなど) をワイヤレス接続するテクノロジーです。
https://support.apple.com/ja-jp/HT201171

COCOAアプリに対してだけ位置情報うんぬんに過敏になって自分の命をコロナに平気で晒すばかりでなく、そういった浅はかな考えでCOCOAアプリのデータ収集にも協力出来ないというのは社会全体の不利益になると思うのだが。
See you tomorrow!

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