 キュリダスのクリップを外したり着けたり


 プラチナ万年筆のノック式万年筆キュリダスが使いやすかったので今ではまったくボールペンを使わずに済んでいます。とっさのメモにも片手でノックするだけで書き始められるのは便利です。万年筆ならば先ずキャップを外す手間があり、キャップの始末にも両手が必要になります。これを省けるだけでも十分に価値はあり、加えて筆圧要らずの万年筆なのでメモ帳が不安定な状態でもスラスラ書くことが出来ます。

 お気に入りのキュリダスですが不満な部分もあります。ノック式の万年筆を持ちたいと思ったきっかけはパイロット万年筆のキャップレス万年筆マットブラックでした。メインで使用中の万年筆がパイロット万年筆のカスタム74という事もあり同じパイロットの製品にしたいと思っていました。しかし初めてのノック式万年筆なので使い勝手や耐久性に不安があったのと価格でもキュリダスの倍近いパイロットのキャップレスには抵抗がありました。しかしプラチナ万年筆のキュリダスを使ってみるとインクの漏れ、ノック機能の不具合にはまったく問題がありませんでした。

 敢えてキュリダスの不満を挙げるとしたら万年筆自体のデザインとクリップの形状による持ちにくさがあります。クリップについては付属のクリップ取り外し部品を使って外してみましたが書きやすさに比べたらクリップの無くなる不便さの方が勝るため外して使うのは断念しました。下の画像をみても分かるとおりパイロットのマットブラックの方がデザインもクリップの使いやすさもあきらかに良さそうです。

 キュリダスのメリットは気軽に使えるところだと思いますが欲を言うと個人的には、やや軽すぎると思います。この点でもキャップレスのマットブラックは真鍮製の軸を採用している分、理想的な重量になっています。あと決定的な違いはペン先つまりニブが鉄製である事です。やはり18金ペンのキャップレスには敵いません。

 今日のまとめ

 パイロット万年筆のキャップレスも使ってみたい万年筆です。しかし予算の都合もあるし今現在の手持ち万年筆のメンテナンスもあるので我慢しておきます。
See you tomorrow!

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