バケットリストを書いてやりたいことを実現しやすくする
バケットリストについては映画「最高の人生の見つけ方」で知りました。今から15年前の映画で好きなジャック・ニコルソンが主演だったので観ました。内容は、余命わずかと宣告された高齢の男2人が、やりたいことを書いたリストを実行しながら残された人生を前向きに過ごし友情を築いていく人間ドラマです。ジャック・ニコルソンが演じる富豪エドワード・コールの金力で自動車修理工のモーガン・フリーマンが演じるカーター・チェンバーズの計画したバケットリストを実行するのは容易く観ていても爽快でもありました。結末は観てのお楽しみですが15年前にこの映画を観た頃はまだ若かったせいもあってバケットリスト(死ぬまでにしたいことのリスト=棺桶リスト)については実感がなかったためリストそのものの作成についての興味は湧きませんでした。
最近になって機会があったので再びビデオで「最高の人生の見つけ方」を観ました。今回は歳のせいか15年前に観た時とは全く違った観方をしている自分がいました。映画の主人公ほどには年老いていないし、重病に侵されているわけでもありませんが最初に観た時よりも確実に15年は棺桶が近くなっています。映画を観るまでもなく体力や知力の衰えは日々感じるようになっています。そういう意味でも映画を観て親近感を持つのと同時に焦りも感じました。確実に、残された人生の方が短くなっていることへの焦りです。やり残したこと、やりたいことはある筈だ、このまま何もせずに終わってしまったらきっと後悔するだろうなぁ、と思いました。映画を真似してバケットリストを作ってみようか、と思いました。
さて、やりたいことリストを書こうとしてもなかなか思いつきません。若い頃の人生設計とは違って既に野心や野望もなくなった現在、特別やりたいことも思い浮かばないしあったとしても実現する財力も持ち合わせていません。ちなみに映画の中で使われたバケットリストは次のようでした。
荘厳な景色を見る
見ず知らずの人に親切にする
泣くほど笑う
マスタングの運転
世界一の美女にキスをする
入れ墨を掘る
スカイダイビング
ストーンヘンジを見る
ローマを見る(行く)
ピラミッドを見る
タージマハルに行く
香港に行く
〜映画「最高の人生の見つけ方」より〜
もちろん映画なのでそれなりに面白可笑しくリストが作られています。一般的にバケットリストはやりたいことを
1.何でも思いつくことはすべて書く
2.お金のことは気にせずに叶いそうもないことも書く
3.小さ過ぎることもすべて書く
こういった事に気をつけて取り敢えず100件を目標に書くことから始まります。そして決して「やらなければならないこと」を書いてはいけません。あくまでも「やりたいこと」を書かなければいけないというルールがあります。「やりたいこと」とはやることが責任のためでもないし義務でもない、やることによって自分が「しあわせ」を感じることです。急ぐ必要はありません。ノートを決めてじっくりと一日に一時間でも良いのでノートに向かってやりたいことを書きます。そうして1ヶ月も書けばある程度リストが出来上がり見直して修正したり書き足すことも出来ます。
バケットリストは最初に完成させてから始めようと思うと無理です。ある程度リストが揃えばその日から実行するべきだと思います。始めるとすぐに効果が表れ始めます。
1.やりたいことと実現するための方向がわかりやすい
2.やりたいことが文字として可視化されるので見返しが出来て初心を再確認できる
3.一つ一つ実現していく自分に満足ができ自分を大切にするようになる
長くても短くても将来、必ず誰にでも来る人生の終わり。やっておけばよかったと後悔するよりも事前にやりたいことを確認しておくことによって方向がはっきりして実現しやすくなります。目標を実行できれば達成感を得られてしあわせになれる。はっきりいってもっと早く作っておけばよかったと思います。
See you tomorrow!